休日の焼肉�� ページ24
今目の前で行われているものは戦争か？
そう誤解してしまうほどの肉への執着。やはり彼らの食欲は半端なかった。
私が肉を網に広げれば、焼き上げた私の努力報われることなくそれは一瞬として男たちの腹に消えてゆく…
あれ、私全然食べれてなくね？
なんて思いながら私は何のためにこんなことをしているのだろうと、ジュウジュウ肉をやき続けていた。
まあ、メインは日頃頑張って練習を続けた彼らだ。
これくらいなら貢献してやってもいいかな…
「あ、ちょっ!!それ俺の肉だろ影山!!」
「そんなこと決められてなかったんだから食べてなかったのが悪いだろ。」
「てか、自分のなら取り皿に置いとけばいいでしょ。」
「ツッキーの言う通り!!」
「お前らこんな所来てまで喧嘩するんじゃない!!」
「旭、西谷たちに譲ってばっかじゃ自分が食べられないだろ〜。ほら、コレやるから…」
などとそんな甘いことを考えてまた網から消えた肉を補充してジュウジュウ…
今日も平和でなにより
烏野は騒がしいなぁ…あ、これが通常運転だったか。
…ていうか、いつまで焼き続ければいいの？
いい加減白飯も飽きてきたし、疲れたんだけど。
肉欲しい…
限界突破も既に過ぎ、最早なにかする気力さえもなくなっていた頃だった。
目の前に肉が盛りに盛り上がった平皿が差し出されたのだ。
肉だ!!お、美味しそう…
と、味を想像するだけで口の中に唾液が溢れてくるもんだからゴクリと唾を飲み込み差し出された先を見る。
「さっきから肉しか焼いていなかっただろう。
Aも少しは食べろ。」
『…う、うしじまさぁん!!』
少しと言いつつも大盛りになった皿を差し出す目の前にいる彼。いつの間にこちらへやってきたのだろう。
牛島さんは確か真ん中の方で天童さんと白布さんに挟まれていたはず…
いや、もう今となってはそんなことなどどうでもいい。
牛島さんが私に肉をくれたという事実がとても嬉しいのだ。
感激すぎて目尻に涙を溜まらせて、有難みに心を震わせながら貰った肉を食い続けた。
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ゆか(プロフ) - そこで終わりですかあああああああああああ！？続き気になります！！！！更新まってますううう！！！ (2020年5月10日 14時) (
レス) id: 75e2a494df (このIDを非表示/違反報告)
エマ - とっても、面白いです!!更新、楽しみにしてます。頑張ってくださいね。^^ (2020年2月10日 22時) (レス) id: b5a08e9156 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水面雫 | 作成日時：2019年9月26日 19時
