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第91話 ページ11

さとりside

……なぜ海音が?
本人もあまりわかってないみたいだし…
でも、ある意味勇気があるよね。
自分だったらそんなこと出来ないし。

さとり「……まだ半分も来てないのかな…」

で、今塔を登ってるのはいいのだが長い。
かなり歩いてきたと思う。
が、まだ半分行っているかすらわからない。
この中で一番体力がないのは…
私かルナかな。

ルナ「本当なら転送魔法でも使いたいところなんだけど……」

優希「どうなるかわからないから使えない…でしょ?」

ルナ「その通り。使っていいのなら8割くらいなら登れるかもしれないんだけどな……」

というか、すごく今更だけど海音が速い。
私たちの10段くらい先を楽々と進んでいっている。
よくそんなに行けるね…とでも言いたいよ……

海音「……お前ら、大丈夫か?」

さとり「んー、なんとか。」

海音「そうか。……あと少しだ。」

え、それわかっちゃうんだ。
すごいな……

ルナ「何でわかるの…?」

海音「……なんとなく。」

いや、勘なのかい!
一瞬尊敬した自分を殴りたいよ!
すごいな……とか思った何秒か前の自分を!

優希「……でも、本当にもう少しだろうね。」

優希は信頼出来る。
海音は知らん。

さとり「勘だったりしない…よね?」

優希「まあね。……半分は勘だけど残りは勘じゃないし。」

よかったー、信頼できる勘だ。
勘100%の海音より、勘50%の優希の方が信頼できるね。
そのとき、前を歩いていた海音の足が止まった。
私たちも少し遅れて海音のいるところまで行くと、大きな木製の扉があって、階段はその手前でおわっていた。

ルナ「ここに入れ……ってことかな?」

さとり「多分…ね。」

海音は扉を押した。
するとガコッという音をたてて扉が開いた。
その先には、1人のおじいさんがいた。

??「……来たか。」

海音「貴方ですか?僕を呼んだ“トマ様”とは。」

??「そうじゃ。私がトマ…別名、富野松男じゃ。」

海音はその名前を聞いたとき……ハッとしたような顔になった。
ルナが小声で海音の名前を呼び、問いかける。
海音にそれが聞こえているのかいないのかはわからないがトマ様に向かってこう言った。

海音「……富野は母さんの旧姓…松男はじいちゃんの名前…それに、どことなく母さんに似たその顔は……まさか、じいちゃん?」

トマ「ひさしぶりだな、海音。」

感動の再会ってやつかな?
私たちはしばらく二人の会話を見守ることにした。

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柊沢花月(プロフ) - すみません、今まで見るだけにさせていただいておりましたがサーバーが重くなったら困るのでこの続きは【http://id52.fm-p.jp/623/TRPGyarou/】の方で言っていただいてもよろしいでしょうか?即席というところを用意いたしましたので。 (2017年5月7日 11時) (レス) id: aaf9023767 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:柊沢花月 | 作者ホームページ:http://id42.fm-p.jp/436/kagetu331/  
作成日時:2016年10月25日 7時

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