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マサイside
「ねぇ見て海の透明度ヤバくない！？」
マサイ「…何かいつに増してテンション高ぇな？」
「海の温度も気持ちいいし最高だね！」
マサイ「聞いちゃいねぇ…」
子供みたいにはしゃいでるAは可愛いんだけども。
落とさないように気を付けながらその姿をカメラに収めていく。
海に夢中になって撮られてることにすら気付いてない。
俺の数m先を歩いてくAを写真を撮りながら追いかける。
撮った写真を確認してるとスマホが震えてるのに気付いた。
画面を見ればLINEの無料通話、相手はシルク。
マサイ「はい」
シルク『お、出た。そっち今何時？』
マサイ「11時過ぎ。東京は？」
シルク『こっちは今15時過ぎ。東京の方が4時間進んでんな』
マサイ「へぇ。それよりどうした？」
シルク『ん？いや特に用はねぇんだけど』
つまりただ何となくって訳な。
電話の向こうでシルクだけじゃなくてモトキとかダーマの声も聞こえるから一緒にいるのか。
シルクが言うにこれから撮影するらしい。
ダーマ『ようマサイ。Aは？』
マサイ「Aなら海ではしゃいでる」
シルク『マジ？あいつもそんなとこあるんだな』
マサイ「呼ぶか？」
シルク『いいよ、楽しんでるなら邪魔したくねぇし』
モトキ『この通話すら邪魔なんじゃないの？』
シルク『あっ、それは考えてなかった…悪いマサイ』
マサイ「いやそんなこと全然ないけど…」
ぺけたん『ねぇねぇ、暇な時でいいから海の写真とか送ってよマサイ』
マサイ「分かった。後で送るわ」
シルク『じゃあ切るわ。楽しんでこいよ〜』
マサイ「おう」
通話を切って前を向いたらAがバシャバシャと音を立てながら俺の方に向かってきてた。
「電話？」
マサイ「シルク達からだった」
「え、何だったの？」
マサイ「ただ電話してきただけだったっぽい。特に用はねぇって言ってたし」
「ふーん。それよりマサイくん、あっち行ってみよ！」
俺の手を引っ張ってAは歩く。
ただ普通に手を握られただけだったから指を絡める方に繋ぎ直した。
俺の方を向いたAの顔はちょっと恥ずかしそうだけど嬉しそうにも笑っていて。
凄い綺麗な笑い方だったから思わず見惚れてしまった。
今の最高のシャッターチャンスだったのに逃しちまった、くそぅ…。
マサイ「……俺は自分が憎い」
「えっ、何急に」
もう1回さっきの顔してって言っても無理だろうしな。
本当もったいないことしたわ。
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東雲(プロフ) - コメント失礼します！このシリーズが大好きすぎて何度も読んでます！更新楽しみにしてます！ (2021年9月15日 23時) (
レス) id: bd3f8b4cee (このIDを非表示/違反報告)
佐倉瀬奈 - 初めて見た時からずっと応援していて更新楽しみにしています (2020年10月12日 22時) (レス) id: 1e41210071 (このIDを非表示/違反報告)
メルヘン - ありがとうございます！待ってます！ (2020年1月14日 18時) (レス) id: e7868645e8 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 初めまして！とても良いです！あの、一緒に合作しませんか？ (2020年1月12日 11時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
瀧(プロフ) - メルヘンさん» リクエストありがとうございます…！！このお話を書くのまだ先になるかもしれませんが、絶対に書くのでしばらくお待ちくださいm(__)m (2020年1月8日 23時) (レス) id: 6f454b9d63 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瀧 | 作成日時：2019年10月27日 0時
