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〜 2 〜 ページ30

シルクside



モトキ「ただあの子に笑っててほしかったから、幸せになってほしかったから、俺の気持ちなんて邪魔でしかないと思ってたよ。でも、どうしても……捨てきれなくて」



俺さ、お前は優しいやつだって知ってる。

じゃなかったらさ、好きな人の幸せって心から願えねぇと思うんだよ。

好きな人に自分じゃない好きな人がいて、両想いで、付き合っていてもその2人の仲を壊したいと思うやつも世の中にはいる。

でもお前はそんなやつじゃない。



シルク「……今でもAのこと好き?」

モトキ「……うん」

シルク「そっか」

モトキ「………あのさ、シルクは中学の時Aちゃんのことどう思ってたの」

シルク「何だよ突然……まあ顔整ってるなーくらい?綺麗な顔だなとは思ったことあるけどそんな好きではなかった」



中1しか同じクラスになったことなかったし、でも話したことはなかったし、俺にとってAはただの同級生、クラスメートだった。

あの日、譲葉 南だって分かったのはあんま顔変わってなかったのとあいつが俺らの学年の有名人だったから。

だから話しかけられた。

Aが俺の名前覚えてたのはびっくりしたけど。

珍しい苗字に感謝だな。←



モトキ「Aちゃんいつも無表情だったもんね」

シルク「ちょっと怖かったんだよな〜」

モトキ「え、マジで?」

シルク「あ、共感してもらえない感じ?」

モトキ「んー……まあ近付きがたい雰囲気だったのは分かる」

シルク「だろ!?それが今やあんな笑うようになってさぁ……」←

モトキ「親かよw」



よかった、モトキが笑ってる。

Aの話してる時、お前辛そうな顔してたからさ。

……Aの話振ったの俺だな。



シルク「何にせよ、Aとマサイにはバレないようにしとけよ」

モトキ「忘れろ、とは言わないんだ」

シルク「好きな人を忘れるってそんな簡単にできることじゃねぇだろ」

モトキ「それもそうか」

シルク「少しずつでいいんじゃね?」

モトキ「……ありがと。何か話したらスッキリした」



誰かに言いづらいことってあるけどさ、言わないと自分が壊れる。

だから俺はモトキに聞いた。

既婚者であるAのことを好きでいるのはモラル的にはダメだとは思う。

でも“好き”って感情は簡単にコントロールできるものでもないとも思ってる。

モトキ自身のためにも、本当はAのことを早く忘れてほしいと思ってる俺はダメなリーダーだろうか?

〜 3 〜→←軍団のリーダーは問う(リク)



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ゆりりん(プロフ) - 終わるんですか〜(涙)この作品大好きでした〜!(涙) (2019年10月26日 23時) (レス) id: 638a835745 (このIDを非表示/違反報告)
www - 夫婦ね〜いいね〜(私は違うけど・・・) (2019年10月26日 20時) (レス) id: c017dbb3ff (このIDを非表示/違反報告)
ゆりりん(プロフ) - きゅんきゅんします〜! (2019年10月24日 23時) (レス) id: 638a835745 (このIDを非表示/違反報告)
せいら/うおたみん(プロフ) - フラグがたったってことは…?!笑これからも楽しみにしています(´∀`) (2019年10月22日 10時) (レス) id: 2c14e8117c (このIDを非表示/違反報告)
www - 最近いいね!w (2019年10月16日 16時) (レス) id: c017dbb3ff (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2019年9月1日 0時

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