4本の薔薇～another story～【Fischer’s】 (ページ2)

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結婚式の準備、想像以上に大変だった。

いやもう本当大変。

決めなきゃいけないことが多すぎる！！

今日はドレス選びに来てる訳だけど、今までの疲労が…。

マサイ「俺結婚式の準備でこれが1番楽しみにしてた」

「私のドレス選びなのに？」

マサイ「Aのドレス選びだからな」

「ふーん」

楽しそうなマサイくんを見るだけで癒される。

マサイくんが可愛すぎて生きるの頑張れるわ。←

頑張れ私！！

スタッフ「お好みのデザインはございますか？」

「うーん、私はAラインが好きですねー。マサイくんは？」

マサイ「俺は……ウェディングドレスの定番のこれかな」

マサイくんが指差したのはプリンセスラインのドレス。

よし、試着ならどっちも着ても大丈夫だよね。

「とりあえず両方試着してもいいですか？」

スタッフ「もちろんです。新婦様ならどちらのデザインのドレスでもお似合いだと思います！」

マサイ「俺もそう思います」←

「マサイくんは同意しなくていいよ……」

スタッフさんめちゃくちゃ微笑ましそうに見てるから！

恥ずか死ぬ！！

「あー……Aラインのドレスならこれかな！マサイくんはプリンセスラインのドレス選んで！」

マサイ「えっ、いいの？」

「うん」

マサイ「ちょっと待ってて」

ドレスを探しに行ったからその場には私と担当スタッフさんだけ残された。

色んなドレスに目移りしてるとスタッフさんが話しかけてきた。

スタッフ「私Fischer'sさんの動画いつも見てるんです」

「え、そうなんですか。ありがとうございます！」

スタッフ「まさかお2人の担当になるなんて夢みたいで……あの、ご結婚本当におめでとうございます」

「あはは、ありがとうございます。結婚式本番までよろしくお願いします」

スタッフ「こちらこそ！素敵な結婚式になるよう精一杯頑張ります！」

いいスタッフさんだ。

こんないい人が担当になってくれてよかった。

本番、楽しみだな。

思い出に残る結婚式にしよう。

一生に一度だけの結婚式だもん。

大好きな人といい結婚式を作れたら最高だ。

そのためにも準備頑張らなきゃ。

これからまだやることいっぱい残ってるしね。

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────そんな怒涛の日々を過ごしたからか、あっという間に結婚式当日を迎えた。