220.僕が君を守るから ページ25
その後必要最低限のことだけは話して電話を切った。
飛び込む勢いでマサイくんの部屋に戻ると目を丸くしていた。
マサイ「ど、どした？」
「ほんっと起こしてごめん！多分もう電話かかってこないから安心して寝て！」
マサイ「……じゃあ、手」
「手くらいいくらでもどうぞ！」←
マサイ「何だよそれw」
もう1回手を繋ぎ直した。
熱があるからかいつもより熱い気がする。
マサイ「風邪の時ってさぁ」
「うん」
マサイ「誰かが傍にいてくれると安心するよな」
「そうだね」
私が熱出した時も、マサイくんが傍にいてくれたから凄い安心した。
人肌が恋しくなるんだよね。
何でかは分からないけど。
マサイ「だからさ」
「ん？」
マサイ「これからもずっと、傍にいてよ」
「……ずっと？」
マサイ「うん、ずっと」
「……何当たり前のこと言ってるの」
マサイ「え？」
その言葉の真意は分からないよ。
でもこれだけは言える。
「何があっても傍にいるし、私は味方だよ」
マサイ「……そっか」
「ほら、“例え世界の全てが君の敵になろうとも僕が君を守るから”って歌詞があるし」
マサイ「それ悪ノ召使だろ？」
「え、よく分かったね」
マサイ「昔よく聴いてたからなwというかAが悪ノ召使知ってるのにびっくりした」
「私もよく聴いてたからw」
そう言って笑ったら、マサイくんが真剣な顔になった。
熱のせいで目潤んでるしほっぺ赤いけど、とても真剣な顔だ。
マサイ「俺は守られるより守りてぇよ」
「……うん」
マサイ「俺とAで考えるとあらゆるスペックで俺の方が劣ってるし、俺バカだけどさ」
「そんなことないと思うけど……」
マサイ「それでも何があってもAだけは守るから」
そう思ってくれるだけで嬉しいよ。
だけどさ、マサイくん。
自分のことも大切にしてくれなきゃ嫌だよ。
そのまま伝えると分かってるよとのこと。
本当に分かってんのかな？
マサイ「……何でこんな話になったんだっけ？」←
「悪ノ召使からこの流れになったよ」
マサイ「あー、そうだ。Aってボカロ聴くんだな」
「聴くよぉ。今でも聞いてるし」
マサイ「ちなみに今ハマってんのは？」
「ロストワンの号哭かな」
マサイ「あー、あれか」
「あらきさんのロストワンの号哭聴いてみて。マジ中毒になる」←
マサイ「そんな！？」
マサイくんを寝かすのも忘れてあらきさんの魅力を語っちゃった。←
ほんっっとごめん。
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ハルキ(プロフ) - 完結お疲れ様です。キュンキュンしながら拝見させて頂きました。番外編も楽しみにしております！ (2019年9月2日 7時) (
レス) id: 08df1f4a97 (このIDを非表示/違反報告)
せいら/うおたみん(プロフ) - お疲れ様でした！いつも楽しみにしてました(´∀`)番外編が出ると聞いて心の中で勝手に舞い上がっております笑楽しみにしてますね！これからも投稿頑張ってください！ (2019年9月1日 0時) (レス) id: 2c14e8117c (このIDを非表示/違反報告)
瀧(プロフ) - kisekinosdiさん» ありがとうございます！番外編楽しみにしててください！元カレの話書かせていただきます(*^^*) (2019年8月31日 20時) (レス) id: 5c3fcd6700 (このIDを非表示/違反報告)
瀧(プロフ) - wwwさん» 実際こんなプロポーズされたら泣きますよね〜、分かります…！ (2019年8月31日 20時) (レス) id: 5c3fcd6700 (このIDを非表示/違反報告)
瀧(プロフ) - ゆーひさん» 自分でも書いてて興奮してました笑 (2019年8月31日 20時) (レス) id: 5c3fcd6700 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瀧 | 作成日時：2019年7月13日 0時
