216.体調不良な彼 ページ21
────ある朝。
起きて朝やること全部済ませてコーヒー飲みながらのんびりしてる時、マサイくんも起きてきた。
「おはよ」
マサイ「……お゛はよ」
「え、声ヤバくない？」
彼の声がガラガラだった。
何かデジャヴなんだけど……。
私の隣にドサリと力無く座ったマサイくんのおでこに手を当ててみた。
うん、確実に熱あるわこれ。
咳き込んでるし。
「風邪だね」
マサイ「だよな゛ぁ」
「確実に熱あるけど一応体温計ろうか」
体温計どこ仕舞ったっけ？
あ、その前に……。
冷凍庫から氷を1粒持ってきてマサイくんの口に放り込んだ。
「ちょっとは楽になるでしょ？」
マサイ「ゔん」
「さて体温計体温計……」
あれ、救急箱の中だっけ？
思い当たる節がある場所を探すと割とすぐ見つかった。
マサイくんに体温計を渡して、私はシルクくんに連絡を入れることにした。
今日この家で撮影の予定だったから、場所変えてもらわないと。
起きてるかなぁ。
5コール目でシルクくんが出た。
シルク『何？』
「今日の撮影場所変更できる？」
シルク『何かあった？』
「マサイくんが風邪引いた。熱もあるし咳もある」
シルク『マジか、分かった。じゃあ撮影は俺の家でやるわ。Aはマサイを病院連れて……あ、お前今日仕事あるんだったな』
「いや、エレンに電話して今日は家での仕事に切り替えるよ。今色々落ち着いてきたから本社に行かなくてもいいし」
シルク『そっか、それじゃマサイのこと頼むわ。撮影のことは気にしなくていいから』
「うん、ありがとう」
シルク『何かあったら連絡して』
「はーい、じゃあね」
次はエレンに電話しなきゃ。
すぐエレンに電話をかけると3コール目が鳴る前に出た。
エレン『もしもし？』
「もしもし、私。マサイくんが風邪引いて看病するから今日家で仕事することにした。から今日やる予定だった会議キャンセルして延期の連絡回しといて」
エレン『もう決定してるのね、全然いいけど』
「そういうことだから。じゃあね」
エレン『分かった。各部署にそう連絡しとくわ』
「よろしく」
2人に連絡したし、マサイくんを病院に連れてくかな。
ローソファーでボーッとしてるマサイくんの肩を叩く。
「病院行くよ」
マサイ「……市販の風邪薬飲めばいいよ」
「ダーメ。病院で処方してもらった薬の方がいいよ、多分だけど。あ、体温計見せて」
体温計を見ると38度3分。
うん、今すぐ病院行こう。
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ハルキ(プロフ) - 完結お疲れ様です。キュンキュンしながら拝見させて頂きました。番外編も楽しみにしております！ (2019年9月2日 7時) (
レス) id: 08df1f4a97 (このIDを非表示/違反報告)
せいら/うおたみん(プロフ) - お疲れ様でした！いつも楽しみにしてました(´∀`)番外編が出ると聞いて心の中で勝手に舞い上がっております笑楽しみにしてますね！これからも投稿頑張ってください！ (2019年9月1日 0時) (レス) id: 2c14e8117c (このIDを非表示/違反報告)
瀧(プロフ) - kisekinosdiさん» ありがとうございます！番外編楽しみにしててください！元カレの話書かせていただきます(*^^*) (2019年8月31日 20時) (レス) id: 5c3fcd6700 (このIDを非表示/違反報告)
瀧(プロフ) - wwwさん» 実際こんなプロポーズされたら泣きますよね〜、分かります…！ (2019年8月31日 20時) (レス) id: 5c3fcd6700 (このIDを非表示/違反報告)
瀧(プロフ) - ゆーひさん» 自分でも書いてて興奮してました笑 (2019年8月31日 20時) (レス) id: 5c3fcd6700 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瀧 | 作成日時：2019年7月13日 0時
