4本の薔薇 IV【Fischer’s】

156.撮影、後に仕事 ページ10

────はいっ、完全復活しました！リズハでぇす！！！←



「ぺけたん、上着ありがとう」

ぺけたん「あぁ、そういえば貸しっぱだったわ」

「本当助かったよ」

ぺけたん「いいえ〜、元気になってよかった」

ンダホ「Aちゃんの風邪がマサイに移ったとかはないのね？」

マサイ「大丈夫、俺元気」

「まあ咳とかなかったしね」

シルク「次からは気を付けろよ」

「分かってるよ」



私がダウンしたことでエレンにも迷惑かけちゃったし。

ダウンしててできなかった仕事を今日の撮影が終わったらやろうと思ってる。

行くのは京都。



シルク「よし、じゃあ撮影始めるぞ〜」









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何とか撮影を終えて仕事に行く準備をした。

ヤバ、まだ口の中辛い…。

今日の企画は激辛ペヤングの早食いチャレンジ。

ちなみに私は3位。

辛いの苦手じゃないけど、これはキツかった。

口の中こんな状態で仕事行きたくねぇ…。

けど今日行くって約束しちゃったもんな。



「じゃあ私今から仕事行ってくる」

ぺけたん「えっ、今から？」

「うん。ダウンしてた時の穴埋め。ちょっと京都まで」

シルク「京都行くのに“ちょっと”は違くね？」

ンダホ「京都かぁ、いいなぁ」

「お土産買ってくるよ。八ツ橋でいい？」

ンダホ「やったぁ！」

マサイ「気を付けて」

「はぁい。今日中には戻れないから、明日の始発で帰るよ」



始発に乗っても東京に着くのは8時半くらいかな？



「泊まってってもいいけど、何もないからオススメはしないよ」

ぺけたん「見事にすっからかんだもんね」



引っ越しまで3日だからね。

使ってる物以外はもう全てダンボールに詰め終わった。



シルク「なぁ、引っ越したらお前らの愛の巣で撮影していいの？」

「愛の巣言うな。撮影は別にいいよ。ねぇ？」

マサイ「おう」

ンダホ「お熱いね〜」

マサイ「うるせぇなっ」

「あ、エレンが下着いたってLINEきたから私もう行くよ」

マサイ「…俺も下まで行く」

「あ、そう？じゃあ一緒に行こ」

ンダホ「気を付けてね！」

シルク「エレンさんによろしく」

ぺけたん「バイバーイ」



それぞれに挨拶を返してマサイくんと家を出た。



マサイ「ん」

「ん？」

マサイ「手」

「すぐ下着いちゃうよ？」

マサイ「いいの。明日の朝まで会えないんだから」



マンションの下まででいいから手を繋ぎたいなんて可愛いすぎん？

本当寂しがり屋だよね。

そんなとこも好きだけど。

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