174.赤い華 ページ28
「そういうの全部含めて気にしなくていいよってこと」
マサイ「……うん。でもさ」
「うん？」
マサイ「Aは無防備すぎ」
「へ？」
その瞬間、肩にチクリとした痛みが走った。
ちょっと待って、まさか……。
「……痕、つけた？」
マサイ「うん。綺麗についた」
首元が緩めのシャツを着てたから、少し引っ張れば肩まで簡単に肌が出る。
首を捻って右肩を見ればギリギリ視界に入る場所に赤い痕がくっきりとついていた。
「もう……」
マサイ「肩が出る服着ない限り見えないでしょ」
「……肩だけでいいの？」
マサイ「じゃあ隠すの難しい首につけていい？」
「首はダメ。首以外ならいいよ」
マサイ「……後悔しても遅いからな？」
「ん」
すぐその場で押し倒された。
こうやって下から見上げるマサイくんはもう慣れた。
「明日の撮影に支障が出ない程度に優しくね」
マサイ「分かってるよ」
「マサイくん、好き」
マサイ「俺の方が好き」
「大好きだよ」
マサイ「俺も大好き」
なんて言って笑い合ってから、私はマサイくんの全てを受け入れるために目を閉じた。
.
.
全てが終わった頃はもう午前3時前だった。
今から寝たら起きられるかな。
でもシャワー浴びたいし……。
「シャワー浴びてから寝ようかな」
マサイ「じゃあ先入っていいよ」
「どうせ入るんなら一緒に入る？」
マサイ「もう1回戦やってもいいんだったら入る」
「あ、やっぱ1人で入るわ」
マサイ「ちぇー」
もう1回戦突入したら私の腰が死ぬ。
脱ぎ捨てられた部屋着を拾って風呂場に向かった。
鏡に映った自分の体を見て思わずうわぁ、と声が出た。
首には痕がついてないけど、鎖骨だったり胸元だったり腰だったり、見事に赤い痕だらけ。
隠れる、よね？
「……まあ夏じゃないし、バレないか」
今が冬でよかった。
……あ、冬で思い出した。
まだ1ヶ月以上は先だけど、マサイくんへのクリスマスプレゼントどうしよう。
初めての年末年始を一緒に過ごせないから、その分いい物をあげたいなぁ。
うーん……隆くんにまた相談してみよ。
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www - やっぱいいねー (2019年7月6日 21時) (
レス) id: 423bf3fc22 (このIDを非表示/違反報告)
瀧(プロフ) - wwwさん» 昨日モトキメインの小説作りました！よかったら読んでみてください！(*^^*) (2019年7月2日 19時) (レス) id: 5c3fcd6700 (このIDを非表示/違反報告)
www - モトキメインの小説出来たら教えてくださいね！ (2019年7月2日 17時) (レス) id: 423bf3fc22 (このIDを非表示/違反報告)
瀧(プロフ) - ムルセンさん» 私もその動画観ました！イケメンですよね(//∇//) (2019年7月1日 17時) (レス) id: 5c3fcd6700 (このIDを非表示/違反報告)
ムルセン(プロフ) - さっき笑ってはいけないマサイ観てたんですけどね。やっぱイケメンだなって思ったんですね。 (2019年7月1日 13時) (レス) id: 70acea0c88 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瀧 | 作成日時：2019年6月19日 0時
