157.別れ際の約束 ページ11
マンションの下に行くとエレンが車のボンネットに寄りかかって待ってた。
仮にもその車高級車なんだから丁寧に扱ってよ…。
「エレーン」
エレン「あ、来た。お？マサイくんもいるのね」
マサイ「Aを見送りに」
エレン「ラブラブなんだから〜」
「からかわないで。新幹線の時間来ちゃうから急ぐよ」
エレン「はいはい。じゃあマサイくん、ミナミのことは任せて」
マサイ「お願いしますw」
「エレン！」
怒るとエレンはそそくさと運転席に乗り込んだ。
私は後部座席に乗り込んで、窓を開ける。
「じゃあね。またLINEするから」
マサイ「うん、待ってる」
「マサイくん、ちょっと来て」
マサイ「ん？────うぉっ！？」
近付いたマサイくんの首の後ろに手を回して思いっきり引き寄せた。
しっかりとキスをしてからマサイくんを解放した。
「あは、顔真っ赤」
マサイ「ほんっと…いきなりはダメだって……誰かに見られたらどうすんだよ…」
「見られても公言してるんだしよくない？」
マサイ「そういう問題じゃなくて…するなら2人きりの時がいいし…」
そっちね。
まあ今この場には私達以外にもう1人いるんだけど。
エレン「……2人とも、私のこと忘れてるでしょ？」
マサイ「あ」
「ごめんごめん。だって明日の朝までマサイくんに会えないんだから、大目に見てよ」
エレン「まったくもう…出発するわよ？」
「はーい。じゃあまた明日ねマサイくん」
マサイ「…あ、最後に1ついい？」
「何？」
ちょいちょいって手招きしたからエレンに聞かれたくないのかな。
私の耳に顔を寄せたマサイくんは低い声で囁いた。
マサイ「帰ったらキスの続き、しような」
「！！」
その、低い声反則…！！
実は私はマサイくんの声が大好きだったりする。
そして耳元で囁かれるのも大好きだ。
さっきの仕返しのつもりなのか、マサイくんは意地悪そうに笑って体を離した。
マサイ「忘れるなよ」
「……忘れないよ。待っててね」
マサイ「うん、待ってる。じゃあな」
「じゃあね」
手を振って、窓を閉めた。
私が窓を閉めたのを確認してからエレンは車を発進させた。
エレン「最後、彼なんだったの？」
「んー？内緒ー」
それは私とマサイくんだけの秘密だから。
「……ふふっ」
あの甘い時間を思い出して思わず笑みが零れた。
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www - やっぱいいねー (2019年7月6日 21時) (
レス) id: 423bf3fc22 (このIDを非表示/違反報告)
瀧(プロフ) - wwwさん» 昨日モトキメインの小説作りました！よかったら読んでみてください！(*^^*) (2019年7月2日 19時) (レス) id: 5c3fcd6700 (このIDを非表示/違反報告)
www - モトキメインの小説出来たら教えてくださいね！ (2019年7月2日 17時) (レス) id: 423bf3fc22 (このIDを非表示/違反報告)
瀧(プロフ) - ムルセンさん» 私もその動画観ました！イケメンですよね(//∇//) (2019年7月1日 17時) (レス) id: 5c3fcd6700 (このIDを非表示/違反報告)
ムルセン(プロフ) - さっき笑ってはいけないマサイ観てたんですけどね。やっぱイケメンだなって思ったんですね。 (2019年7月1日 13時) (レス) id: 70acea0c88 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瀧 | 作成日時：2019年6月19日 0時
