141.嫉妬故の ページ44
痛いくらいの沈黙に耐え切れなくなって、マサイくん、と彼を呼んだ。
後ろを振り向こうとしたけど、それよりも前にマサイくんに抱き締められた。
だから私からはマサイくんの顔が見えない。
さてどうしたものかと思ってると耳元で声が聞こえる。
マサイ「A」
「うん」
マサイ「……A」
「はぁい」
マサイ「…………はあああぁぁぁ…情けねぇなぁ……」
「何が？」
マサイ「……だって、凄ぇ妬いた」
「ぺけたんに抱き着かれたこと？」
そう聞けば肯定のように私を抱き締める力が強くなった。
腕ごと抱き締められてるからそんなに腕は動かせないけど、何とか動かしてマサイくんの腕を優しく叩いた。
「ぺけたん元から結構メンバーにベタベタするし、あれ酔ってたからね。気にしないでいいよ」
マサイ「……それでもやだ」
やだ、って言い方可愛いなおい。←
声音がもう拗ねてるから余計に可愛い。←
ごめん心の中でこんなこと思ってて。
マサイ「……ぺけはメンバーだから、まだいい方だけどさ」
「ん？」
マサイ「A他のクリエイターに人気じゃん」
「そうかぁ？」
マサイ「水溜りボンドの2人と仲良いし、アバンティーズのそらちぃはAに気があると思うし、はじめさんからはコラボしたいってめっちゃ言われてるの俺知ってるからね」
「よく知ってるね…」
マサイ「Aのことだからな」
トミーとカンタくんとは仲良いし、そらちぃには何でか知らんが懐かれたし、はじめさんにコラボしたいって言われてるのは事実。
そらちぃに関しては私に気があろうがなかろうが、私にはマサイくんがいるから興味はない。
マサイ「……だから、不安なんだよ」
「私はマサイくんしか見てないよ」
他の誰に好意を向けられようが、好きだと告白されようがどうでもいい。
マサイくんが好きだから。
マサイくんを愛してるから。
「それとね、ちょっとだけ嫉妬してくれるの嬉しいの」
マサイ「何で？」
「だって、それくらい好きでいてくれてるってことでしょ？」
マサイくんの腕が緩んだ隙に体を反転させた。
やっと私もマサイくんを抱き締め返すことができた。
「大好きだよ」
彼の目を見て言えばすぐに顔を赤く染めた。
口には出さないけど、そんなとこも可愛い。
マサイ「…俺も、大好き」
「うん」
マサイ「……嫉妬するから、他の奴とベタベタしないでね」
「分かってるよ」
交わしたキスはほんのりとお酒の味がした。
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瀧(プロフ) - wwwさん» ありがとうございます！！これからも駄作者にお付き合いしてください…！！ (2019年6月18日 22時) (
レス) id: 5c3fcd6700 (このIDを非表示/違反報告)
www - 瀧さん» ほんとですか？！嬉しいいいいい！私頑張ります！！そしてまたこれからも星を押しつ図けます！！！ (2019年6月18日 22時) (レス) id: 423bf3fc22 (このIDを非表示/違反報告)
瀧(プロフ) - wwwさん» 気分転換にしてくださってるなんて嬉しいです！英検準2級までいくと難しくなりますよね。次こそ受かりますよ！応援してます！！d(^_^o) (2019年6月17日 23時) (レス) id: 5c3fcd6700 (このIDを非表示/違反報告)
www - この小説見て気分転換！英検準２級落ちたんです・・・しかも三回目 (2019年6月17日 16時) (レス) id: 423bf3fc22 (このIDを非表示/違反報告)
瀧(プロフ) - 弥生さん» ありがとうございます！そう言っていただけると書いてる甲斐があります(//∇//) (2019年6月15日 1時) (レス) id: 5c3fcd6700 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瀧 | 作成日時：2019年6月1日 2時
