7.不思議な人 ページ8
「私はアイドルか…」
シルクくんから話を聞いた後、まず最初に出た言葉がそれだった。
同級生にそんな風に思われていたなんて全く想像もしていなかった。
シルク「まああいつらにとっちゃアイドルだったなwww」
モトキ「だねwww」
マサイ「…」
シルク「で、お前は何か言えよ!wさっきから何黙ってんだよwww」
マサイ「え?」
シルクくんがマサイくんの肩を笑いながら叩く。
そう、彼はずっと静かだった。
時々目が合ってたけど目が合う度にさっと目を逸らされてたからショックだったんだよ私は。←
マサイ「いや……変わったなって…」
「私が?」
マサイ「…中学生の時より笑うようになった」
モトキ「それは俺も思った」
シルク「だよなー、俺も思ったもん」
「そんな笑ってなかった?」
聞けば3人にうん、と頷かれる。
シルク「でもそこがいい、みたいな感じでモテてたよな?」
「私に聞かれても…」
モトキ「告白とかされてたでしょ?」
「されたことはあるけど、全部断ったよ」
中学生の時は付き合うとか、そういうのに興味がなかった。
今はそうでもないけど。
シルク「なぁ、彼氏いんの?」
「いないよ」
マサイ「えっ、いないんですか?」
「えっ、はい、いません」
マサイくんに何故か敬語で聞かれたから私もつい敬語で答えた。
そのやりとりを見てシルクくんは吹き出した。
モトキくんも肩を震わせて笑ってる。
シルク「何で敬語なんだよ!www」
モトキ「俺達同級生なのにwwwマサイ本当にどうしたの?www」
マサイ「……別に何だっていいだろ」
「あはは……あの、私そろそろお暇するね。いつまでもいちゃ悪いし」
シルク「えー、俺気にしねぇよ?」
「私が気にするの。それに私もこのマンションに住んでるんだから、いつでも会おうと思えば会えるでしょ」
モトキ「このマンションに住んでるの!?」
「そうだよ。この部屋のちょうど2階上の部屋にね。それじゃあ、私帰るね」
モトキ「うん、バイバイ譲葉さん」
「Aでいいよモトキくん」
モトキ「そう?じゃあAちゃんね」
「うん、バイバイ。マサイくんも」
マサイ「あ、うん……さよなら…」
シルク「他人行儀か!w」
モトキくんとマサイくんはリビングで別れて、シルクくんは玄関まで見送ってくれた。
シルク「A、最後にLINE交換しようぜ」
「お、いいよー」
シルク「今度メンバー全員集まった時また呼ぶわ!」
「ふふ、楽しみにしてるね」
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瀧(プロフ) - ひよこさん» 早速読んでくれたんですか!ありがとうございます!!ひよこさんも一緒に頑張りましょうね!またリクさせていただくかも…笑 (2019年5月26日 23時) (レス) id: 5c3fcd6700 (このIDを非表示/違反報告)
ひよこ - え、すごくこの小説好きです!こんな素晴らしい人が私の小説にリクくれたなんて…いまだに信じられませぬ…!これからも頑張ってください!応援してます! (2019年5月26日 23時) (レス) id: 9245ebb64d (このIDを非表示/違反報告)
瀧(プロフ) - Ms.ringoさん» コメントありがとうございます!好きだと言ってくれてめちゃくちゃ嬉しいです!(//∇//) (2019年5月18日 17時) (レス) id: 5c3fcd6700 (このIDを非表示/違反報告)
Ms.ringo - 面白いしマサイは可愛いしで最高!今までの中で一番好きな小説です!更新頑張ってください! (2019年5月18日 15時) (レス) id: 740cf9a05d (このIDを非表示/違反報告)
www - いいですね!本当におもしろいwマサイかわいいです (2019年5月12日 9時) (レス) id: b4de02aaed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:瀧 | 作成日時:2019年5月1日 17時