4本の薔薇【Fischer’s】

11.やっとメンバー全員に会えました ページ12

シルクくんの家でモトキくんとマサイくんに再会してから10日が過ぎた日。

秘書に車で家まで送ってもらってる時、LINEが届いた。



シルク俺ん家でメンバー全員集まって宅飲みしてるんだけど、お前今から来れる?

あと10分くらいで行ける

シルクんじゃ待ってるわ



本当に呼んでくれた。

楽しみだなぁ…あ、おつまみ買ってこうかな。

秘書にコンビニに寄ってと伝えて、私は窓の外の景色を眺めた。









コンビニの袋片手にシルクくんの家の前まで来た。

インターホンを鳴らして、10秒もしないうちにガチャ、と玄関が開かれる。



シルク「…Aだよな？」

「えっ、Aですけど」

シルク「あ、いや、まさかスーツ着てるとは思ってなかったから」



仕事帰りだから、私は今グレーのパンツスーツに黒のYシャツ、コートを着てる。

コンビニに寄ってたら思った以上に遅くなっちゃったから、そのままの格好で来た。



「仕事帰りなんだ」

シルク「あ、じゃあ疲れてるだろ？大丈夫か？」

「大丈夫。モトキくんとマサイくん以外にも会いたかったし」

シルク「そか、ならいいんだけど。あ、上がって」

「お邪魔します」



ヒールを脱いでシルクくんの後を追う。

リビングに入ると6つの顔。

全員私を見ていて、全員が驚きに目を見開いている。

いや、モトキくんとマサイくんは会ってるよね？

あ、スーツ着てるからかな。



「久しぶりー」

ンダホ「ぇ、えええぇぇ！？！？」

ザカオ「ちょ、嘘だろ！？嘘だろ！？！？」

シルク「わはは、予想通りのいい反応www」

モトキ「うるさwww」

ぺけたん「あー！」

ダーマ「……誰だっけ？」

ンダホ「ダーマのバカ！！覚えてないの！？」

ザカオ「Aちゃんだよ！！！」

「うん、譲葉 Aです」



名乗れば、ダーマくんは思い出したようにあぁ！と手を打った。



シルク「はい、という訳で特別ゲストは譲葉 Aちゃんです！www」



シルクくんが拍手をすると全員拍手してくれた。



「お邪魔してごめんね、せっかくメンバー全員揃ってるのに」

ンダホ「いやいやいや！そんなことないよ！！」

ザカオ「そうそう！男ばっかじゃむさ苦しいし！」

シルク「お前ら必死かよwww」

「あ、さっきコンビニでいくつかおつまみ買ってきたんだ。よかったら食べて」

ンダホ「え…マジ女神」←

ダーマ「崇拝すんのやめろwww」



いつもこんな雰囲気なのかな。

凄い賑やか。

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