第232話 ページ42
『もうダメって何だよ！！そっちで何が起きてんだ！！おい、お前らァ！！』
「飲まれりゃ終いじゃ！！」
「そうだ"クー・ド・バースト"！」
「無理です！コーラが足りません！！」
「ペドロごめん…！！せっかく生かしてくれてのに……！！」
誰もが死を覚悟した。
いや、1人だけこの絶望を切り抜ける策を思い付いた者がいた。
ジンベエだ。
帆を操るのだとジンベエは言った。
「ナミ！風は！？」
「南から強い風が来る！何するの！？ジンベエ！！」
「高速でダッキングする！」
「嘘でしょ！？何で旋回するの！？」
ジンベエは帆に結ばれたロープを引っ張り、高波の方へと船の向きを変えた。
「"グリーンルーム"へ入る！！」
「どこだそれ！！波に向かってどうすんだジンベエ〜〜！！」
「そうか"天国"の事ですね"グリーンルーム"！！」
「ドクターおれとうとうそっちへ行くよォ〜！！」
「終わった…！無理よサーフィンじゃあるまいし！！」
「しっかり船にしがみついとれ！！」
Aはぎゅっと船の手すりにしがみつく。
目も強く瞑って、波に飲まれる覚悟をした。
が、いつになっても衝撃は来ない。
目を開けて、何が起こっているのか理解するのに時間がかかった。
「ここ、は……」
「"グリーンルーム"は逆巻く波の中に一瞬できる"波の部屋"！魚人族の子供にとっちゃ格好の遊び場じゃった！」
「「「波の中ァ〜〜〜〜！？」」」
サニー号は波の中を進んでいた。
「ええ船とええ航海士もおる！操舵がよけりゃあこの船は無敵じゃのう！！」
「……！！凄い…！スループ船をまるで手足の様に…！！こんな操舵見た事ない！！」
「すげェぞジンベエ〜〜！！」
「死なないの！？私達〜〜！！」
「ありがとう、ジンベエさん！」
ジンベエのおかげで、高波を無事に乗り越えたのだった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 363人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ONEPIECE」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ロロ - 夢主ちゃんめっちゃかわいい！✨妹にして毎日可愛がりたいくらい🎵 (2022年2月14日 17時) (
レス) @page50 id: 9b9224080b (このIDを非表示/違反報告)
美桜(プロフ) - 瀧さん» がんばります！ (2018年10月7日 23時) (レス) id: 0fa0c7b8d5 (このIDを非表示/違反報告)
瀧(プロフ) - 美桜さん» 読みました！続き、楽しみにしてます(=´∀｀) (2018年10月6日 23時) (レス) id: ebb69f2d36 (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - 瀧さん» いえ！喜んでいただけて何よりです(*^^*) (2018年10月6日 22時) (レス) id: 1116487a26 (このIDを非表示/違反報告)
瀧(プロフ) - あおいさん» あおいさん！無事に載せる事ができました！！本っっっ当に感謝しかありません…！！可愛い夢主を描いてくださってありがとうございます(〃ω〃) (2018年10月6日 21時) (レス) id: ebb69f2d36 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：瀧 | 作成日時：2018年9月21日 0時
