第204話 ページ14
サンジが帰ってくる、そう聞いたAは喜んだ。
「何だよお前ー！！ル゛フィと大喧嘩したって聞いたから！心配したぞバカー！！」
「よかった〜！本当にバカ〜！！」
「ウスラバカー！！」
「そうすればサンジ君は帰ってくるのね！」
『あ…ナミさん！？あの……』
鏡の欠片の向こうでサンジの恐る恐るといった声が聞こえた。
Aはブルックの纏っている布をぎゅっと握る。
その反応にブルックはやっぱりサンジと何かあったんだと確信した。
そうでなければこんな反応をするはずがない。
「ああ……サンジ君、あんたが私を
『…！』
「絶対に許さない」
ナミの鋭い言葉はサンジに突き刺さる。
何とか耐え、サンジはまた口を開いた。
『ナミさん…Aちゃん、は…？』
「！！」
「……A、サンジ君よ。話す？」
ナミはAを見る。
ブルックの纏っている布を掴みながら、ぶんぶんと横に首を振った。
まさかの拒否にナミ以外の事情を知らない者は驚く。
ブルックはしゃがみ、Aと目線を合わせてみた。
Aはぎゅっと強く目を瞑り、何かに怖がっている様だ。
手も若干震えている。
「……Aさん、大丈夫ですか？」
ブルックのその問いにAは静かに首を振った。
これは相当な事が起きたな、くらいにしかブルックには分からなかった。
「Aね、サンジ君と話したくないって。当たり前よね」
『っ……あァ…そう、だよな………』
「────だけど一旦忘れましょ。お茶会まで時間がない…！」
Aはそれからのジンベエの話を上の空で聞いていた。
(…………サンジさん…)
何故、自分でもサンジと話したくないのか分からない。
話したい事がたくさんあるのに、喉が張り付いた様に声が出なかったのだ。
(会いたい、はずなのに……)
サンジの顔をまともに見れない気がしたAだった。
ナミは今朝、Aとサンジの間に何が起こったのか説明した。
チョッパーとブルックは信じられない、という顔をする。
当たり前の反応よね、とナミは納得した。
「サンジさんが、そんな事を……」
「サンジが一番Aの事心配してたのに……」
「だから、Aさんは先程あんな反応をしたんですね」
ブルックは心配そうにAを見る。
落ち込んだ様にしょんもりしているAに何とかできないものかと考えた。
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ロロ - 夢主ちゃんめっちゃかわいい！✨妹にして毎日可愛がりたいくらい🎵 (2022年2月14日 17時) (
レス) @page50 id: 9b9224080b (このIDを非表示/違反報告)
美桜(プロフ) - 瀧さん» がんばります！ (2018年10月7日 23時) (レス) id: 0fa0c7b8d5 (このIDを非表示/違反報告)
瀧(プロフ) - 美桜さん» 読みました！続き、楽しみにしてます(=´∀｀) (2018年10月6日 23時) (レス) id: ebb69f2d36 (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - 瀧さん» いえ！喜んでいただけて何よりです(*^^*) (2018年10月6日 22時) (レス) id: 1116487a26 (このIDを非表示/違反報告)
瀧(プロフ) - あおいさん» あおいさん！無事に載せる事ができました！！本っっっ当に感謝しかありません…！！可愛い夢主を描いてくださってありがとうございます(〃ω〃) (2018年10月6日 21時) (レス) id: ebb69f2d36 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瀧 | 作成日時：2018年9月21日 0時
