第54話 ページ8
買った服をそのまま着て店を出て、モール内にあったテイクアウトできるカフェで飲み物を買った。
ボンチャリに乗りながら、Aは先程買った生クリームがたっぷりトッピングしてあるアイスココアを飲む。
「A、最近胸がズキズキ痛むとか、そういう事ある？」
「っ、うん…ある」
「じゃあ顔が熱くなったりも？」
「うん……」
「ここからが大事よ、A」
「え？」
「それ、ある特定の人と一緒にいる時だったりしない？」
「！！ナミさん、何で分かるの！？」
ナミとロビンは確信した。
────Aがサンジに恋しているのだと。
「その特定の人、サンジね？」
「う、うん…」
「やっぱり……」
ナミとロビンはアイコンタクトを取る。
言うべきか言わないべきか。
本来ならナミ達が言わずにA自身に気付かせるべきなのだが、恋愛に全く縁のなかったAが自分で気付くのは無理だと判断した。
Aの隣に座っているロビンが口を開いた。
「A、それは恋よ」
「？コイ…………？」
「誰かを好きって事よ」
「？？私、サンジさんも好きだけど、みんなも好きだよ？？」
「うーん、何て言えばいいかしら……A、胸がズキズキ痛んだり、顔が熱くなるのはルフィとかゾロ、ウソップにはしないでしょ？」
「うん」
「でもサンジ君にはするのよね？」
「っ、うん」
「つまりそれは好きは好きでも、ルフィやゾロ達に対する"好き"と、サンジ君に対する"好き"は違うって事なの」
「違いは、分かったけど……コイって、病気なの……？」
「そうね…ある種の病といってもいいわ」
「え……！！」
「でも安心していいわ。死にはしないから」
「じゃあ…どうやって治すの？」
「それは人それぞれね。恋が必ず幸せになるとは限らないから。1番実践されてるだろう治す方法があるの」
ナミは運転しながはAを振り向く。
そして笑って言った。
「両想いになるのよ。恋人になるの」
「……コイビト？」
「お互いがお互いの事を好きで、付き合う事よ。つまり、今Aが抱いてる気持ちをサンジもAに対して同じ気持ちを抱いて、特別な関係って事になるわ」
「特別な、関係……」
でも、とAは自信なさげに言う。
「サンジさん、女の人好きだし…私、サンジさんより10こも年下だから、絶対そんな風に見てくれないよ……」
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瀧(プロフ) - 腹ぺこ侍さん» ありがとうございます！私占いツクール始めて間もないので、慣れてなくてすみません(>_<)大好きって言ってくれて本当嬉しいです！これからも頑張れます(*^^*) (2018年8月31日 23時) (
レス) id: ebb69f2d36 (このIDを非表示/違反報告)
腹ぺこ侍(プロフ) - 瀧さん» レスありがとうございます！続編おめでとうございます(*´ｰ`*)更新頻度も多くてこの小説大好きです！！あと、 出来ればレス機能を使って返信していただけるとすぐ気づけるので嬉しいです！上から目線ですみません…… (2018年8月31日 23時) (レス) id: b1c8d6ac09 (このIDを非表示/違反報告)
瀧(プロフ) - コメントありがとうございます！これからまだまだ続きますので、楽しみにしていてください(^^)本編で書きたかったけど書けなかった話とか、本編終わったら番外編として書こうかなと考えてます！ (2018年8月30日 22時) (レス) id: ebb69f2d36 (このIDを非表示/違反報告)
腹ぺこ侍(プロフ) - え……展開的においしすぎる…… (2018年8月30日 22時) (レス) id: b1c8d6ac09 (このIDを非表示/違反報告)
瀧(プロフ) - わー！ありがとうございます！コメントしてくださって嬉しいです(*^^*) (2018年8月23日 22時) (レス) id: ebb69f2d36 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瀧 | 作成日時：2018年8月23日 21時
