第87話 ページ41
「……その火傷はどうした」
低い声で問われ、5歳の時に母親に熱湯をかけられたのだと正直に伝えた。
「私の目…左右で色が違うでしょう……？それを両親とか周りの人みんな…気味が悪いって、殴られたり蹴られたりとか日常だったんです……」
「…………前髪で右目を隠してたのはその火傷を隠すためか」
「え？いや、火傷の痕は気にしてないんですけど……隠してたのは右目の方です。左右の色が違うって気味悪いでしょう」
「いや、綺麗だと思うぜ？」
「えっ……」
「人間のオッドアイを見たのは初めてだが、気味悪いと思った事ねェよ」
「……何で…」
この瞳が綺麗だと言ったのは2人目だ。
1人目はサンジ。
ドフラミンゴ同様、一瞬驚いたが綺麗な瞳だね、と笑って言ってくれたのをAは忘れない。
ドフラミンゴが嘘をついているとは思えなくて、嬉しかった。
自分の事をそんな風に言ってくれる人がまだいた事が、本当に嬉しかった。
「隠すのはもったいねェな」
「っ」
ドフラミンゴはそっとAの右目の目元に触れる。
労わる様に優しく撫でられてAは身体を強張らせた。
「……あの、」
「この目が嫌いか？」
「…………はい」
「そうか」
ドフラミンゴはそう言って立ち上がった。
座ってる時から思っていたがこの男、かなりでかい。
3mは余裕であるんじゃないかとAはドフラミンゴを見上げた。
「荷物をまとめろ。すぐに出る」
「えっ、はい…！あ、出る前にソフィアさんに挨拶だけしてもいいですか？」
「おれをあまり待たせるなよ」
「分かりました……！」
急いで自室に行き、超特急で必要な荷物をまとめた。
リュックを背負い、部屋にいたソフィアにお世話になりました、と頭を下げた。
今までありがとう、とソフィアはAを抱き締める。
メイド達にも簡単に挨拶をし、玄関ホールで待っていたドフラミンゴの元に走った。
「お、お待たせしました…！」
「フッフッフッ！じゃあ行くか」
「ぅわっ！？」
玄関ホールから外へ出た瞬間、Aはドフラミンゴに抱きかかえられた。
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瀧(プロフ) - 腹ぺこ侍さん» ありがとうございます！私占いツクール始めて間もないので、慣れてなくてすみません(>_<)大好きって言ってくれて本当嬉しいです！これからも頑張れます(*^^*) (2018年8月31日 23時) (
レス) id: ebb69f2d36 (このIDを非表示/違反報告)
腹ぺこ侍(プロフ) - 瀧さん» レスありがとうございます！続編おめでとうございます(*´ｰ`*)更新頻度も多くてこの小説大好きです！！あと、 出来ればレス機能を使って返信していただけるとすぐ気づけるので嬉しいです！上から目線ですみません…… (2018年8月31日 23時) (レス) id: b1c8d6ac09 (このIDを非表示/違反報告)
瀧(プロフ) - コメントありがとうございます！これからまだまだ続きますので、楽しみにしていてください(^^)本編で書きたかったけど書けなかった話とか、本編終わったら番外編として書こうかなと考えてます！ (2018年8月30日 22時) (レス) id: ebb69f2d36 (このIDを非表示/違反報告)
腹ぺこ侍(プロフ) - え……展開的においしすぎる…… (2018年8月30日 22時) (レス) id: b1c8d6ac09 (このIDを非表示/違反報告)
瀧(プロフ) - わー！ありがとうございます！コメントしてくださって嬉しいです(*^^*) (2018年8月23日 22時) (レス) id: ebb69f2d36 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瀧 | 作成日時：2018年8月23日 21時
