第80話 ページ34
翌日。
Aは与えられた部屋から出て、ダイニングに向かっていた。
そっと入ると、既に椅子に座っているソフィアがAに気付いた。
「おはよう。よく眠れた？」
「おはようございます…！はい、ぐっすり眠れました」
「そう、ならよかったわ」
ソフィアは相変わらず上品な笑顔だ。
Aはソフィアの正面の椅子に座る。
その時、メイドが朝食を運んできた。
「わぁ、美味しそう…！」
「ふふ、ありがとう。料理長も喜ぶわ」
ソフィアと2人で朝食を食べていると、メイドが新聞片手に戻ってきた。
その顔はどこか沈んでいる。
「最近、"火拳のエース"の事ばかりですね…」
「仕方ないわ。今世界中が注目しているもの」
「"火拳のエース"……って……」
Aは会った事はないが、ルフィの義兄弟らしい。
ルフィが嬉しそうにエースの事をAに話した事がある。
自慢の兄なんだと、そう言っていた。
「四皇の1人、白ひげが船長の"白ひげ海賊団"の2番隊隊長の"火拳のエース"の……公開処刑が行われる事になってるのよ」
「え……！！！」
Aのその反応にわずかに疑問を抱くソフィア。
"火拳のエース"を知っているのかと聞く。
「私は、会った事ないんですけど……私の船の船長…"麦わらのルフィ"の義兄弟らしいんです…その、"火拳のエース"さんが」
「！！世界政府はその事を知ってるのかしら……」
「そこまでは…分かりません……」
「…………"火拳のエース"が公開処刑されるという事が、どういう事か分かる？」
「いや……」
「海軍と白ひげ海賊団の戦争が起こるという事よ」
「戦争……！？」
「海軍は、戦争を起こしてでも"火拳のエース"を処刑する事にした…。何故だか分からないけれど、処刑する"特別な意味"があるのではないかと…私は思ってるわ」
「っ、ルフィ…さん……」
義理とはいえ、兄弟が処刑されると知ったらルフィはどうするのだろうか。
────いや、想像はつく。
あの船長の事だ、助けに行くに決まってる。
それがどれだけ危険な事か……。
「…これだけは言えるわ」
「え？」
ソフィアはダイニングの窓から見える空を眺めながら言う。
「この先どうなろうと────時代は変わる」
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瀧(プロフ) - 腹ぺこ侍さん» ありがとうございます！私占いツクール始めて間もないので、慣れてなくてすみません(>_<)大好きって言ってくれて本当嬉しいです！これからも頑張れます(*^^*) (2018年8月31日 23時) (
レス) id: ebb69f2d36 (このIDを非表示/違反報告)
腹ぺこ侍(プロフ) - 瀧さん» レスありがとうございます！続編おめでとうございます(*´ｰ`*)更新頻度も多くてこの小説大好きです！！あと、 出来ればレス機能を使って返信していただけるとすぐ気づけるので嬉しいです！上から目線ですみません…… (2018年8月31日 23時) (レス) id: b1c8d6ac09 (このIDを非表示/違反報告)
瀧(プロフ) - コメントありがとうございます！これからまだまだ続きますので、楽しみにしていてください(^^)本編で書きたかったけど書けなかった話とか、本編終わったら番外編として書こうかなと考えてます！ (2018年8月30日 22時) (レス) id: ebb69f2d36 (このIDを非表示/違反報告)
腹ぺこ侍(プロフ) - え……展開的においしすぎる…… (2018年8月30日 22時) (レス) id: b1c8d6ac09 (このIDを非表示/違反報告)
瀧(プロフ) - わー！ありがとうございます！コメントしてくださって嬉しいです(*^^*) (2018年8月23日 22時) (レス) id: ebb69f2d36 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瀧 | 作成日時：2018年8月23日 21時
