104-愛刀との邂逅 1 ページ4
────赤髪海賊団と出会ってからというものの、頻繁に会うようになった。
その日は自身の誕生日で、ドラゴンやサボ、他の軍隊長やら“新世界軍”のメンバー達に盛大に祝われてご機嫌だった。
だからシャンクスにも会おうという気になったのだ。
「…自分で言うの嫌だけどよ、今日はいつもと違ってすぐ来てくれたな？」
『たまたま近くの島にいたからよ』
「……いつもそれぐらいならいいのに」
『今日だけは特別。
それで？私に何か用あるんでしょ？』
シャンクスがAの隣を陣取るのはいつものことだが、いつもと違うのはAが不機嫌どころかご機嫌だったこと。
酒を飲みつつ少し文句を言えばサラリと流された。
Aを呼んだのは本当に用があるからなのだが、用が済んでしまえば彼女はすぐに帰ってしまうだろう。
だからシャンクスはすぐにそのことを話さなかった。
シャンクスがそう考えているから話し出さないことと、それではいつまで経っても話し出さないことも知っていたベックマンが笑いを堪えながら話す。
「っくく…いや実はな、珍しい刀を手に入れたんだ」
「あ、ベン…！お前すぐ言うなよ！！」
『？はァ、珍しい刀を…』
「ほらお頭」
「言うの早いんだよお前〜…」
ベックマンに促されたシャンクスが渋々、1本の刀を持ってきた。
革命軍で訓練ばかりしていた頃、刀や銃などのある程度の武器の扱いは心得たので使えない訳ではない。
しかしリュウリュウの実を食べたので武器という武器は使ってこずとも戦える。
「お前これ鞘から抜けるかやってみ」
『鞘から抜くだけ？』
「そうそう、ほらいいから」
シャンクスから刀を受け取り、手元の刀を見る。
一目見る感じでは特に変わった様子のない刀。
これのどこが珍しい刀なのか不思議に思いながら、柄を握る。
少しの力を込めることなく、鞘から抜くことができた。
目の前には初めて見るとても美しい刀身。
この世にこんな美しい刀があるのかと感動すらした。
『凄い綺麗…』
「え、抜けた！？」
「マジかよ！Aがやりやがった！！」
「お前凄ェな！」
「くく、流石革命軍のNO.3だな」
『え、何…？』
見守っていたらしい船員達に口々に褒められるが意味が分からない。
シャンクスに抜けるかやってみろと言われて抜いただけなのに。
ベックマンに説明を求めた。
「その刀の名は古龍蒼天…最上大業物12工の1本だ」
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ライキ - 初めまして！すごく面白かったです！更新楽しみにしてます! (2022年8月17日 7時) (
レス) @page38 id: c3cdfe919e (このIDを非表示/違反報告)
水無月弥生(プロフ) - コメント失礼しますm(*_ _)mとても楽しめました！続きを楽しみに待ってます！このご時世なのでお身体にお気おつけください！ (2022年2月12日 16時) (レス) id: 9fe8b56f99 (このIDを非表示/違反報告)
橋本アリィちゃん(プロフ) - 初コメ失礼します！とても面白かったです！もし続編があるのなら、続きを楽しみに待っています！(*´ω｀*) (2022年1月4日 14時) (レス) @page38 id: 1849d0f1e6 (このIDを非表示/違反報告)
瀧(プロフ) - シンアさん» 夢主は異名が白龍なので、は(→8月)く(→9日)りゅう、って感じで単純だけどいいや！と決めましたw 推しと誕生日同じだと嬉しいですよね！これからも更新頑張ります！！ (2021年10月22日 21時) (レス) id: 6f454b9d63 (このIDを非表示/違反報告)
瀧(プロフ) - ゆみさん» 作者はサンジもローも推しなのでできる限りどっちも出しますd(^_^o) (2021年10月22日 21時) (レス) id: 6f454b9d63 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瀧 | 作成日時：2021年10月6日 0時
