103-“白龍”の男事情 ページ3
────皆が寝静まった夜。
Aはペンギン、シャチ、ベポの3人と食堂で話をしていた。
彼ら3人とローが出会ってからの話をずっと、相槌を打ちながら静かに。
『……3人共、ローのこと慕ってくれてありがとう。
3人がいてくれたから今のローがあるんだと思うよ』
「ちょっと、やめてくれよ礼なんて」
「そうだよ！」
「…なァAさん、俺らもAさんの話聞きたいんだけど」
突然のペンギンのお願いにAだけでなくシャチとベポも首を傾げる。
が、確かに彼らの話だけ聞くのはフェアじゃないと思い了承。
何の話が聞きたいかと問う。
するとペンギンは口元に弧を描き、少し楽しそうに言った。
「Aさんが赤髪に古龍蒼天を貰った時の話」
『えっ』
「おっ、いいなそれ！」
「昼はなんだかんだで聞けなかったよね、キャプテン怖かったから」
『えェ……まァ、ローに話さないって約束してくれるならいいよ』
「おう、約束する」
「キャプテンには秘密なの？」
『多分ロー怒っちゃうからね』
「……怒られる内容なのか？」
『分かんないけど、少なくともシャンクスに関係してることは話したら怒りそう』
「「あー…」」
『あいつと付き合ってるとかでもないのにね』
「……結局のところ、Aさんは赤髪のこと好きなの？嫌いなの？」
昼にシャンクスとの出会いを聞いた時から気になってたことだ。
シャンクスに対するAは喧嘩口調だったが、それは気を許しているが故な気がしたのだ。
ローの前でこれを聞いたら八つ当たりされるのは確実に分かっていたため聞かなかった。
ペンギンはジッと隣に座っているAを見る。
『好きだよ、人間としては』
「……男としては？」
『まァ、嫌いではない。
それに心の底から嫌いだったら
ペンギンとシャチが叫ぶ姿が視えたので事前に手を伸ばして彼らの口を塞ぐ。
落ち着いた？と声を掛け、頷いたのを確認してから手を離した。
「やだAさん…俺そんな話聞きたくなかった」
『ははは、子供じゃあるまいし照れないでよ、こっちが恥ずかしくなる』
「うん、その話は置いとこう、俺今の聞かなかったことにするわ」
「俺も…ベポ、絶っっっ対にキャプテンには言うなよ」
「分かってるよ、俺もバラされたくないし…」
「はい気を取り直して！古龍蒼天の話！どうぞ！」
『急だな…確かあれは……4年前────』
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ライキ - 初めまして！すごく面白かったです！更新楽しみにしてます! (2022年8月17日 7時) (
レス) @page38 id: c3cdfe919e (このIDを非表示/違反報告)
水無月弥生(プロフ) - コメント失礼しますm(*_ _)mとても楽しめました！続きを楽しみに待ってます！このご時世なのでお身体にお気おつけください！ (2022年2月12日 16時) (レス) id: 9fe8b56f99 (このIDを非表示/違反報告)
橋本アリィちゃん(プロフ) - 初コメ失礼します！とても面白かったです！もし続編があるのなら、続きを楽しみに待っています！(*´ω｀*) (2022年1月4日 14時) (レス) @page38 id: 1849d0f1e6 (このIDを非表示/違反報告)
瀧(プロフ) - シンアさん» 夢主は異名が白龍なので、は(→8月)く(→9日)りゅう、って感じで単純だけどいいや！と決めましたw 推しと誕生日同じだと嬉しいですよね！これからも更新頑張ります！！ (2021年10月22日 21時) (レス) id: 6f454b9d63 (このIDを非表示/違反報告)
瀧(プロフ) - ゆみさん» 作者はサンジもローも推しなのでできる限りどっちも出しますd(^_^o) (2021年10月22日 21時) (レス) id: 6f454b9d63 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瀧 | 作成日時：2021年10月6日 0時
