120-そんな歳でもないのに ページ20
とても真剣な表情のAにロビン達3人は顔を見合わせる。
何故そんなことを聞くのか分からないのだ。
「何でと言われても…特に深い意味はないと思うわ」
「何でそんなこと気にすんだよ？」
『いや…いつもさん付けか呼び捨てで呼ばれたから…。
その、女の子扱いされたの初めて、なんだよ』
要するに初めて“Aちゃん”と呼ばれたから戸惑っている。
そんなことで困っているAにウソップとフランキーは笑った。
「嫌なら言やァ呼び方変えてくれると思うぜ？」
『決して嫌ではないんだけど…呼ばれる度に“あァ私か”ってなりそう』
「あっはっはっ！面白ェなトラ男の姉ちゃん！」
『ウソップ君、笑い事じゃないんだよ』
「？Aちゃん、どうかしたかい？」
『ごめんサンジ君今ちょっと名前呼ばないで…』
「えッッ」
タイミングが悪かった。
器用に片手で箸とどんぶりを持ちながら片手で顔を覆う。
隠しきれていない顔は真っ赤だ。
ロビンはオロオロしてるサンジに笑いかけた。
「ふふ、大丈夫よサンジ。
Aは照れてるだけだから」
「照れてる…？何で？？」
「サンジがAのことちゃんと女の子扱いしてるから」
『ロビ〜ン…全部言わないでよ…』
「？…Aちゃんみたいな素敵な人を女の子扱いしてなかった奴でもいるのか？」
『もうサンジ君嫌だ……』
「ぃ、嫌！？え！？」
今まで周りにいなかったタイプの男だけにどう対応していいか分からない。
Aに好意を抱いているシャンクスがAのことを“女”だと思って接していて、サンジが“女の子”だと思って接している違いは分かる。
今まで自分を“女”と扱われたことはあるが、“女の子”と扱われたことはない。
だからか、自分を“女の子”扱いしてくるサンジに“Aちゃん”と呼ばれるのがむず痒い。
『……はァ…サンジ君、おそばご馳走様』
「ぉ、おかわりあるよ？食べる？」
『いや、もうお腹いっぱい。
やらなきゃいけないことあるし、もう行くね』
「じゃあなトラ男の姉ちゃん！」
『またね。あ、そうだサンジ君、お願いがあるんだけど…』
「Aちゃんのお願いなら何でも聞くよ〜♡」
『…今度、美味しいおにぎりの作り方教えて？』
「おにぎり？それくらいお安いご用だよ」
『いいの！？嬉しい、ありがとう！』
先程の戸惑った顔はどこへやら。
満面の笑みのAを真正面から見たサンジは固まった。
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ライキ - 初めまして！すごく面白かったです！更新楽しみにしてます! (2022年8月17日 7時) (
レス) @page38 id: c3cdfe919e (このIDを非表示/違反報告)
水無月弥生(プロフ) - コメント失礼しますm(*_ _)mとても楽しめました！続きを楽しみに待ってます！このご時世なのでお身体にお気おつけください！ (2022年2月12日 16時) (レス) id: 9fe8b56f99 (このIDを非表示/違反報告)
橋本アリィちゃん(プロフ) - 初コメ失礼します！とても面白かったです！もし続編があるのなら、続きを楽しみに待っています！(*´ω｀*) (2022年1月4日 14時) (レス) @page38 id: 1849d0f1e6 (このIDを非表示/違反報告)
瀧(プロフ) - シンアさん» 夢主は異名が白龍なので、は(→8月)く(→9日)りゅう、って感じで単純だけどいいや！と決めましたw 推しと誕生日同じだと嬉しいですよね！これからも更新頑張ります！！ (2021年10月22日 21時) (レス) id: 6f454b9d63 (このIDを非表示/違反報告)
瀧(プロフ) - ゆみさん» 作者はサンジもローも推しなのでできる限りどっちも出しますd(^_^o) (2021年10月22日 21時) (レス) id: 6f454b9d63 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瀧 | 作成日時：2021年10月6日 0時
