116-ラスボス登場 ページ16
『ないない！年下はタイプじゃないし』
「……じゃあどんな男がタイプなんだ」
まさかローとこういう話をする時が日が来るとは思ってなかった。
後でローにも聞いたらちゃんと答えてくれるだろうか。
そう思いつつローの質問に答えることにした。
『年上で私より強い人』
「いやそれ完全に赤髪じゃん」
Aの答えにシャチはついポロッと口に出てしまった。
ちなみにシャチが言わなければペンギンも全く同じことを言おうとしていた。
しかしシャチはすぐに後悔。
ローだけでなくAから向けられる殺気が怖すぎるからである。
『……シャチ』
「待ってくださいほんとすんませんでした」
『いくらシャンクスが私より強くても私は両腕がある人じゃないと嫌』
「「そっち！？」」
予想できなかった言葉に思わずツッコミを入れてしまった。
ローですら毒気を抜かれた顔をしている。
『？だって両腕で抱き締めてほしいもの』
「あ、あー……なるほど」
「……ちなみにそれ赤髪には？」
『言った、そしたら凄い複雑な顔された』
「でしょうね！！」
『“片腕でもちゃんと抱き締められる！”って言われて抱き締められたから即殴り飛ばしといた』
「ぁ、赤髪を！？」
「Aさん強ェ…」
「ついでに急所も蹴り上げて不能にしとけばよかったんだ」
『ロー！だから医者がそんなこと言わないの！』
「同じ男として分かるんでそれだけはマジでやめてあげてください…！」
「3人で何の話〜？」
『あ、ベポおかえり』
下痢のためずっと茂みに籠もっていたベポが帰ってきた。
それから4人で話しながら錦えもんの話が終わるのを待っていると急に強大な気配を感じた。
立ち上がって古龍蒼天の柄を咄嗟に握る。
『っ！！』
「姉様？」
『この気配……！！』
「え、気配？」
初めて感じる気配。
だが似たような強大な気配は知っている。
“赤髪のシャンクス”と同等の気配。
このワノ国においてシャンクスと同等の気配と言えばもう1人しかいない。
シャンクスと同じ四皇、“百獣のカイドウ”。
『多分カイドウが来る…！！』
「え、カイドウが！？」
『ロー！ルフィ君呼んできて！！』
ローに呼び掛けた時、空が急に暗くなり始めた。
「おい麦わら屋！すぐに来い！！」
ルフィが遠くの空に何かいるのを見た。
形は違えど、Aと同じ龍。
「龍！？何だアレ！？」
「カイドウだ！」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1258人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ONEPIECE」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ライキ - 初めまして！すごく面白かったです！更新楽しみにしてます! (2022年8月17日 7時) (
レス) @page38 id: c3cdfe919e (このIDを非表示/違反報告)
水無月弥生(プロフ) - コメント失礼しますm(*_ _)mとても楽しめました！続きを楽しみに待ってます！このご時世なのでお身体にお気おつけください！ (2022年2月12日 16時) (レス) id: 9fe8b56f99 (このIDを非表示/違反報告)
橋本アリィちゃん(プロフ) - 初コメ失礼します！とても面白かったです！もし続編があるのなら、続きを楽しみに待っています！(*´ω｀*) (2022年1月4日 14時) (レス) @page38 id: 1849d0f1e6 (このIDを非表示/違反報告)
瀧(プロフ) - シンアさん» 夢主は異名が白龍なので、は(→8月)く(→9日)りゅう、って感じで単純だけどいいや！と決めましたw 推しと誕生日同じだと嬉しいですよね！これからも更新頑張ります！！ (2021年10月22日 21時) (レス) id: 6f454b9d63 (このIDを非表示/違反報告)
瀧(プロフ) - ゆみさん» 作者はサンジもローも推しなのでできる限りどっちも出しますd(^_^o) (2021年10月22日 21時) (レス) id: 6f454b9d63 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：瀧 | 作成日時：2021年10月6日 0時
