111-赤髪との関係がバレる＝死 ページ11
初めて聞いた、当時からずっと疑問に思っていたことに対しての真実。
姉を独り占めしたかったと、恥ずかしがる様子もなく平然と言う弟。
逆にAが恥ずかしくなってきた。
情けない顔を見られないようにローの胸板に顔を押し付けた。
『……そう』
「何だ、照れてるのか」
『うるさいな…私のこと好きすぎかよ2人共……』
「好きじゃなかったら取り合いなんてしてねェ」
『ロー、お願いだからもうそれ以上言わないで…』
言われているAは恥ずかしくて堪らないというのに、何故言っている本人はケロリとしているのか。
「俺とラミに取り合いされてて嬉しそうだったくせに」
『いやそれは…2人が可愛くて微笑ましいなっていう……』
「……取り合いされてんのは今でも変わらねェな」
『うん？』
「“赤髪のシャンクス”に黒ひげ」
『……取り合いっていうの？あれ』
「姉様を欲しがってんだから取り合いだろ」
これほど嬉しくない取り合いなどない。
取り合いされても、Aの現在の居場所は
「……なァ姉様、赤髪海賊団か黒ひげ海賊団にもし入るならどっちだ？」
『赤髪海賊団かな…少なくとも黒ひげ海賊団に入るよりかは交流あるし優遇されるでしょ。
それにシャンクスが私のこと好きなのは赤髪海賊団全体に知れ渡ってるし、変に扱われる心配もない』
迷いなくシャンクスを選んだ。
もしこれをシャンクスが聞いたら喜びすぎて咽び泣くかもしれない。
ローはAを抱き締める腕に力を入れ、さらに強く抱き締める。
質問したのは自分だがこうも悩むことなく答えたことに心に靄がかかったような感覚になる。
『……ロー、そんな心配しなくてもシャンクスの船には乗らないよ』
手を伸ばし、ローの頭を撫でる。
何故ローがこんなにも不安に思っているのかは分からないが、不安にさせているのは紛れもなくA自身だ。
「……あいつには絶対ェ姉様はやらねェ。
姉様、いつか赤髪屋に会ってまた告白とかプロポーズされたら殴り飛ばせ」
『既に何回か殴り飛ばしてるよ』
「じゃあ目を潰して急所を蹴り上げろ、不能にしちまえ」
『……シャンクスが死んじゃうよ？』
「姉様に手を出そうとする奴は全員死ねばいい」
『医者がそんなこと言わないの…』
実は既に手を出されたことが何回もあり、付き合ってはいないが男女の関係にあるとは口が裂けても言えなかった。
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ライキ - 初めまして！すごく面白かったです！更新楽しみにしてます! (2022年8月17日 7時) (
レス) @page38 id: c3cdfe919e (このIDを非表示/違反報告)
水無月弥生(プロフ) - コメント失礼しますm(*_ _)mとても楽しめました！続きを楽しみに待ってます！このご時世なのでお身体にお気おつけください！ (2022年2月12日 16時) (レス) id: 9fe8b56f99 (このIDを非表示/違反報告)
橋本アリィちゃん(プロフ) - 初コメ失礼します！とても面白かったです！もし続編があるのなら、続きを楽しみに待っています！(*´ω｀*) (2022年1月4日 14時) (レス) @page38 id: 1849d0f1e6 (このIDを非表示/違反報告)
瀧(プロフ) - シンアさん» 夢主は異名が白龍なので、は(→8月)く(→9日)りゅう、って感じで単純だけどいいや！と決めましたw 推しと誕生日同じだと嬉しいですよね！これからも更新頑張ります！！ (2021年10月22日 21時) (レス) id: 6f454b9d63 (このIDを非表示/違反報告)
瀧(プロフ) - ゆみさん» 作者はサンジもローも推しなのでできる限りどっちも出しますd(^_^o) (2021年10月22日 21時) (レス) id: 6f454b9d63 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瀧 | 作成日時：2021年10月6日 0時
