58-NO.2とNO.3 ページ8
Aとゾロの手合わせを安全な距離から見守るハートの海賊団と麦わらの一味の3人。
「すっげ…」
「これ手合わせってレベルじゃねェよ…」
「なァロビン、どっちが勝つと思う？」
ウソップがロビンに聞く。
ロビンはAとゾロの強さを知る唯一の者。
迷うことなく口にした名前に誰もが目を見張った。
「Aね」
「即答かよ！？
そんなにトラ男の姉ちゃん強いのか！？」
「確かにAさんの方が優勢な感じするけど…」
「でもロロノアは仲間だろ？
仲間が負けるって断言していいのか？」
「あら、私は事実を言ったまでよ？
覇気の使用可な時点でAが負けることはないと思うわ」
ロビンはAとゾロから目を離さずに言う。
革命軍のNO.3と言われているAがどれほど強いのか。
“白龍”を新しい仲間として迎えるハートの海賊団に警告の意味も込めて。
「Aは見聞色の覇気を極限まで鍛えすぎて数秒先の未来まで視えてるのよ」
「未来視ィ！？そんなスーパー化物染みたこと可能なのか！？」
「それを可能にした人物の1人がAよ。
確か、ルフィ達が向かった四皇の1人、“ビッグ・マム”の海賊団にも見聞色の覇気が未来予知の領域にまで達した人がいるとか」
ロビンは軽く言うが、未来視が事実ならゾロが勝つには同じく未来を視ないと勝てない。
遠くから見てもAがゾロの動きを先読みして攻撃しているのが分かる。
「つか疑問に思ってたんだけどよォ、ルフィの兄ちゃんが革命軍のNO.2で、トラ男の姉ちゃんがNO.3なんだろ？
でも懸賞金はトラ男の姉ちゃんの方が上ときた。
どっちが強いんだ？」
ウソップの疑問に確かに、と頷いて全員がロビンを見る。
顎に手を当てどう答えるか考えるロビン。
そしてゆっくりと答え始める。
「…そもそもAは“新世界軍”軍隊長も務めていたけど、本職は軍医総監の方らしいわ。
だから前線にあまり出ず、戦場でも医者として救護に回っていたことが多かった。
その露出の少なさ故にNO.3と言われるようになったんじゃないかしら」
「じゃあ懸賞金については？」
「私自身がそうだったように、強さと懸賞金の額が比例するとは限らない。
Aのリュウリュウの実は一国をも簡単に堕とせる力を持つ…。
種類は違えどカイドウと同じ龍になれるという危険度も含めた額なんだと思うわ」
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エースファン - 最初から拝見してます！とても面白いです。更新頑張ってくださいね、応援してます (2021年10月3日 21時) (
レス) id: e23982275e (このIDを非表示/違反報告)
KOMA(プロフ) - 素敵な話です！応援してます！ (2021年10月3日 16時) (レス) @page39 id: 2f9b06972b (このIDを非表示/違反報告)
ゆみ - ローぷうちやんがハート海賊団のつなぎきてみたいだつてなかまになりたいじやないかな (2021年9月28日 18時) (レス) id: 3ad59a45e6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆみ - ぷうちやんありがとううれしいよつなぎきたいならろーにたのんでみたら (2021年9月28日 18時) (レス) id: 3ad59a45e6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆみ - わたしはただローのあねさまとしてして大好きなおとうとローまもりたいだけ (2021年9月17日 17時) (レス) id: 3ad59a45e6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瀧 | 作成日時：2021年9月9日 23時
