第29話 ページ31
この船に乗るまで、Aは人に怯えながら生きてきた。
9年間そうやって過ごしてきたAは人の気配に敏感だ。
だから今、この場に自分達以外に
一気に警戒が強くなるが、何も見えない。
「ん？」
「おいルフィ！！てめェ何やってんだこんな時にふざけやがって！！」
突然ルフィの頬がにょーん、と伸びた。
ルフィが違う違うと否定するが、頬は伸びたままだ。
バチン、と音を立てて頬が元に戻ったかと思うと今度は開いたハッチに頭から突っ込んでいった。
「だから何遊んでんだよおめェは！！！」
「ガルル…」
「？猛獣の声…！？」
「ん！！？」
猛獣の声がした次の瞬間にはゾロの刀がルフィ目掛けて飛んできた。
フランキーがルフィを蹴っ飛ばした事でルフィに刀が刺さることは免れた。
やはりAの言う通り、この甲板に何かいる。
「やっぱりゴーストの仕業か……？それとも超能力者か何かか……？」
「……！！誰かに触られた感覚はあったぞ」
「…さっき猛獣の唸り声を聞いたわ」
「私も聞いた…！」
「猛獣！？」
「ますます分からねェ……！！」
「クソ！！とにかくここが得体の知れねェ場所だって事は間違いねェ、なおさらナミさん達が心配だ…！！船はお前らに任せたぞ！！」
サンジが船の欄干の上に登り、3人を助けに行ってくると飛び出した。
────が、両足を何かに掴まれ、ビターン！！と叩きつけられた。
「ほげーっ！！！」
「「「えーっ！？かっこ悪っ！！」」」
「サンジさん！？」
するとふわふわとサンジが浮いてきた。
と思ったら投げられて船の壁に勢いよくぶつかる。
Aは慌ててサンジに駆け寄った。
「……く…！！何だ…今のは！畜生！！」
「サンジさん！大丈夫…！？」
「あァ、大丈夫だよAちゃん」
心配しないで、とサンジはAの頭を撫でる。
「お前、『ほげー』って言ったぞ」
「うっせーてめェ！！同じ目にあえ！！！」
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minamiywt18(プロフ) - 森田菜々子さん» ありがとうございます！更新頑張ります！！ (2018年8月16日 22時) (
レス) id: b765eaea0d (このIDを非表示/違反報告)
森田菜々子 - minamiywt18さん» こちらこそすいません；その代わり最新頑張ってくださいね。 (2018年8月16日 21時) (レス) id: cc13c935d5 (このIDを非表示/違反報告)
minamiywt18(プロフ) - カーさん» コメントありがとうございます！凄いやる気出てきました(*´∇｀*)頑張ります！！ (2018年8月16日 16時) (レス) id: ebb69f2d36 (このIDを非表示/違反報告)
minamiywt18(プロフ) - 森田菜々子さん» ごめんなさい、私ドラゴンボール詳しくなくて…。本当に申し訳ないんですが短編集をお作りすることはできませんm(_ _)m (2018年8月16日 16時) (レス) id: ebb69f2d36 (このIDを非表示/違反報告)
カー(プロフ) - とっても面白いです！更新も早くて！楽しく読まさせていただいています！これからも頑張ってください！ (2018年8月16日 16時) (レス) id: e4298f3c08 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瀧 | 作成日時：2018年8月16日 1時
