第13話 ページ15
麦わらの一味の中で一番とっつきにくそうなゾロは大丈夫かと一同は心配していたが、それは杞憂に終わった。
何故そうなったのかは分からないが、ゾロとAが一緒に昼寝していたり、展望室でゾロがトレーニングしているところにAも一緒にいたりと、いつの間にか仲良くなっていた。
それにサンジは少し、胸の奥深いところが靄がかかった様に感じたのを気のせいだと思う事にした。
ある夜、Aは眠れなくてそっとベッドを降りて女部屋から出た。
歩いているとダイニングキッチンに明かりが点いているのが見え、中に入る。
そこにはサンジが明日の朝食の下拵えをしていた。
「ん？Aちゃん。眠れない？」
「うん…」
「ちょっと待ってて。ホットミルク作ってあげるよ」
「！ありがとう、サンジさん」
「どういたしまして」
椅子に座って待っていると湯気の立つホットミルクが差し出された。
熱いから気をつけてね、と言いながらサンジはAにマグカップを渡す。
自分もAの隣に座って、ちびちびと飲むAの頭をゆっくりと撫でた。
顔を上げたAに微笑みながら話しかける。
「この船には慣れた？」
「うん。みんな、凄い優しいの。誰かに優しくされるの、初めて」
「…そっか」
「私、生きててよかったんだなって、初めて思えた。だから…ありがとう、サンジさん」
「………どういたしまして」
船に乗った頃と比べて、Aは大分笑う様になった。
(ほら、この子は笑うとこんなにも可愛い子なのに)
なんて、心の中でAの母親に向けた。
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minamiywt18(プロフ) - 森田菜々子さん» ありがとうございます！更新頑張ります！！ (2018年8月16日 22時) (
レス) id: b765eaea0d (このIDを非表示/違反報告)
森田菜々子 - minamiywt18さん» こちらこそすいません；その代わり最新頑張ってくださいね。 (2018年8月16日 21時) (レス) id: cc13c935d5 (このIDを非表示/違反報告)
minamiywt18(プロフ) - カーさん» コメントありがとうございます！凄いやる気出てきました(*´∇｀*)頑張ります！！ (2018年8月16日 16時) (レス) id: ebb69f2d36 (このIDを非表示/違反報告)
minamiywt18(プロフ) - 森田菜々子さん» ごめんなさい、私ドラゴンボール詳しくなくて…。本当に申し訳ないんですが短編集をお作りすることはできませんm(_ _)m (2018年8月16日 16時) (レス) id: ebb69f2d36 (このIDを非表示/違反報告)
カー(プロフ) - とっても面白いです！更新も早くて！楽しく読まさせていただいています！これからも頑張ってください！ (2018年8月16日 16時) (レス) id: e4298f3c08 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瀧 | 作成日時：2018年8月16日 1時
