料理 ページ39
マサイが帰って俺とAさんの2人になった。プレゼントも渡したし夜ご飯にしようかな。
今日はAさんの誕生日だから俺がAさんのリクエストを聞いて作る事になってる。Aさんがリクエストしたのはオムライス。上手くできる自信はないけれど。
［俺ご飯作るね］
［本当に手伝わなくて大丈夫？］
［大丈夫だよ。好きな事して待ってて］
誕生日の人に手伝わせる訳にはいかないのに、Aさんはどことなく不満そう。うーん……あ、そうだ。
［それなら俺の誕生日の時に料理作ってよ］
［そんなのでいいの？］
［それがいいの］
俺Aさんの料理食べた事ないし。俺がAさんの誕生日に料理を作って、Aさんが俺の誕生日に料理を作ってくれればおあいこだ。
それでどうやら納得してくれたらしい。楽しみに待ってるね、だって。何かハードル上げられた……。
グダグダ言ってても仕方ない。頑張ろう。
…
何とかそこそこ綺麗なオムライスが完成した。お店のオムライスと比べるとアレだけど、家庭レベルで考えると中々いいんじゃないか？
サラダとスープも盛り付けてテーブルに運んだ。絵を描いていたAさんを呼んでオムライスを見せると目を輝かせて喜んでくれた。写真を撮ってもいいかって聞かれて断ろうかと思ったけど、Aさんに懇願されたらNoとは言えず……。
嬉々として写真を撮って凄い満足そうだし、いいかな。2人で挨拶をして食べ始めてからも嬉しそうにニコニコしてる。味は普通だと思うんだけど、聞いたらそういう事じゃないらしい。じゃあどういう事？
そう聞いても結局教えてくれなかった。オムライスもケーキも嬉しそうに頬張るAさんを眺めるだけで幸せだと思う。喜んでくれて本当によかった。
片付けはAさんも手伝うって言って聞かなかったから2人でやった。ちょっと新婚さんみたいだなぁって思ってニヤけたのは秘密。でもいつか、本当にそうなれたらいいな。
片付けが終わったらお風呂を入れた。どっちが先に入るかで譲り合いになったけどAさんが先に入る事になった。湯船にお湯が溜まってから彼女を浴室に連れてく。
［ゆっくり入っていいよ］
［うん］
あぁ、また緊張してる。まあ他人の家のお風呂ってちょっと緊張しちゃうよね。俺はシルクの家とかマサイの家のお風呂慣れすぎてその2人の家のお風呂には何にも思わなくなったけどね。
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瀧(プロフ) - wwwさん» 作者もです笑 作者の願望が詰まった作品になっております笑笑 (2019年7月18日 22時) (
レス) id: 5c3fcd6700 (このIDを非表示/違反報告)
www - ああ、こんな恋したい (2019年7月17日 18時) (レス) id: 423bf3fc22 (このIDを非表示/違反報告)
瀧(プロフ) - ひなさん» そう言っていただけて嬉しいです！頑張ります(≧∀≦) (2019年7月4日 14時) (レス) id: 5c3fcd6700 (このIDを非表示/違反報告)
瀧(プロフ) - wwwさん» ありがとうございます(*ﾟ▽ﾟ*) (2019年7月4日 14時) (レス) id: 5c3fcd6700 (このIDを非表示/違反報告)
ひな - この小説好きです。投稿頑張ってください！ (2019年7月4日 0時) (レス) id: 0d818dd5f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瀧 | 作成日時：2019年7月1日 0時
