九話 ページ10
私の余命まで後一週間と少し、ついに私は入院することになった
……延命治療はしないことにした
さ「大丈夫?具合は?」
『ちょっとはね、でも平気だよ』
さ「そっか、頑張ってな」
私はさかたんの務めている病院に入院することになった
近くに知ってる人がいるのは安心するな
さ「…なぁ?本当にうらさんに言わんでええの?このまま会わんでええの?」
『いいの、てか、もう合わせる顔がないよ』
あんなに、傷つけたんだから
______
その日の夜
『ゲホッ、ゲホッ、ゲホッ…うう゛』
最近、さらに具合が悪化してる
もう長くないしなぁ…
あの日以来、渉のことを思い出さない日はなかった
私はそっと鞄の中から便箋を取り出す
こんなの本当に自己中だとは思うけど
許して、ね?
月の光が私の病室を明るく照らした
______
一週間後Aは永い眠りについた
44人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「歌い手」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
梅雨時霧雲 - 誰かティッシュ・・・涙どまんないよ・・・。 (2021年8月11日 13時) (レス) id: 85272682ce (このIDを非表示/違反報告)
ダミラ(プロフ) - いちごちょこさん» ありがとうございます!とっても嬉しいです!これからもよろしくお願いします!! (2019年6月24日 5時) (レス) id: 7d9d6f9f52 (このIDを非表示/違反報告)
いちごちょこ(プロフ) - 涙が止まりませんでした。ダミラさんの作品大好きでよく読ませていただいてます! (2019年6月23日 23時) (レス) id: d6dc03673d (このIDを非表示/違反報告)
ダミラ(プロフ) - 鈴火@ラさん» ありがとうございます!神作なんかじゃ無いですが、ぜひ読んであげてください! (2019年1月13日 16時) (レス) id: 7d9d6f9f52 (このIDを非表示/違反報告)
鈴火@ラ - 視界がボヤけてるって思ってたら見終わった時ガチでボロ泣きしてました。神的作品ですね。好きです。ダミラさんの作品コンプしてきます! (2019年1月13日 14時) (レス) id: 114a034f27 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ダミラ | 作成日時:2018年11月22日 16時