ただの大学生は小さくなった浦島坂田船を育てなくてはいけないようです。【歌い手】

さんじゅうにわ！ ページ37

私の熱が下がったのは良しとしよう


でもね、代わりにみんなが風邪を引くのは酷いんじゃないかな！？

ねぇ！神さま！？酷いんじゃないかな！？どうせならまふくんにうつせ！


あいつが寝込め！


ま「なんか言った？」

『んーん、なんも言ってない』


さ「ゲホッゲホッ…A寒い」


『あぁ！ごめんね！ちょっと待ってて毛布持ってくから』


私は急いで毛布を人数分用意する

…

『いや、まふ手伝ってよ』

ま「だってっ、だって！なにあの顔！？真っ赤で目がウルウルで！可愛いったらありゃしないっ」

『黙れこの変態ショタコンが、みんなの辛さを笑うとはいい度胸だな』

うん、だめだこれは、そらるさんを呼ぼう


『そらるさん〜』

そ「はーい」


…あっ、読んだらでてくるのね

小説って便利←


『って事で、そらるさんお粥お願いできます？私その間にかぜ薬買ってくるんで』

そ「えー、まふが作ればよくない？」

『私はまだ彼らを殺したくないです』

そ「あっ、(察し)。分かった、やっとく」

ま「ちょっと！それどういうことですか！！」


って事で私は出かけたのであった


____________

『ただいまー』

そう言ってドアを開ければ、部屋中に広がるお粥のかおり


うん、、やっぱそらるさんに任せて正解だったな


『みんなちゃんと食べてます？』

そ「うん、さっき食べ終わったとこ〜〜」

『ありがとうございます！じゃあ私薬渡してきますね』


______

『みんな。薬飲むよ〜〜』

し さ「「はーい」」

あれあれ？若干2名、お返事が聞こえないのですが？

『ほれ、二人も飲むよ？』

うせ「「………」」

あれ？もしや

『薬嫌い？』

う「そっそんなごと！ゲホッ」

あー、大きい声出すから

『じゃあ飲んで』

う「…」

いや、これどう見ても嫌いだろ

『センラは？』

せ 「薬嫌やー」

そっか〜〜、嫌かぁ〜〜

じゃっ、飲むか


せ 「え？なに今の流れ？鬼？」

いやだって飲まないと治らないし


『よし飲むぞー』

うせ「「いやぁぁぁぁぁぁぁ」」


無理やりは飲ませてないよ！

ちょっと強引に飲ませたんだ！




そのおかげもあり？翌日彼は、すっかり元気になりましたが


私は裏千家に一週間口を聞いてもらえませんでした

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