7話 ページ7
二人の足は夜の東京を進んでいく。
その間、相変わらず二人に会話は無い。
武道は目の前を歩く宮内Aの華奢な背中を見つめていた。
＿＿＿暫く歩いて、彼女の足が止まる。
そこには最寄りの駅があった。
「…電車乗るんですか？」
「うん。…あ、明日学校か…どうする、大丈夫？」
「あぁ…大丈夫です」
「…サボるんだ？悪い子だねぇ」
意地悪く彼女は笑う。その顔は大人びた雰囲気とは変わり年相応に見えた。
「Aちゃんもサボりじゃないっスか！」
「…え、あー…確かに？」
明日は平日。普通に学校がある日だが、あまり気にしていなかった。
駅で切符を買って、ホームのベンチで電車を待つ。
深夜という事もあって、ホームには酔いつぶれたサラリーマンがチラホラといるだけだった。
10分ほど待って、ようやく電車が来た。
サラリーマンがその電車に乗る気配はなく、二人だけが乗り込んだ。
乗客もまばらで、そのほとんどが寝かかっている。
車両を移動すると、その車両には他の乗客は居なかった。
沢山ある座席の中で、隅のシートに並んで座った。
「…眠いね」
「確かに」
車窓から、東京の街の光が流れるように映る。
瞼の重みに耐えきれず、武道は目を閉じてしまった。
続く (更新停止中)
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皆見恋(プロフ) - 舞さん» ありがとうございます！ (2022年4月17日 22時) (
レス) id: 62ed21cecb (このIDを非表示/違反報告)
舞 - めっちゃ雰囲気好きです…！これからも応援してます！ (2022年4月16日 23時) (レス) @page3 id: 81f78f6edb (このIDを非表示/違反報告)
皆見恋(プロフ) - 小夜さん» はい！頑張ります‥‥ (2022年4月16日 21時) (レス) @page3 id: 62ed21cecb (このIDを非表示/違反報告)
小夜 - 好きです これからもガンバ。 (2022年4月16日 15時) (レス) @page2 id: 0b993ff198 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2022年4月15日 21時
