優しい彼の裏の顔【竈門炭治郎】【鬼滅の刃】

ｴﾋﾟﾛｰｸﾞ ページ28

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ゴーン、ゴーンと大きな鐘が鳴り響く。

澄んだ青い広い空。
私たちの結婚を祝ってくれているかのように、本当に晴れている。


私たちは白い衣装に身を包まれて、
沢山の人に祝福されて…本当に幸せ。


式は海外で挙げた。

高校の友人や、先生を招待したら皆来てくれた。
…本当にいい人達だなぁ。






「おめでとうな、A、善逸」


『ありがとうございます、…天元様』





私はあの時…天元様と善逸に助けてもらった時に、
前世の記憶を取り戻した。

善逸も、海外に行って後々思い出した。





「ほんと、良かったよ…」


『そんな、泣く程ですか…ふふ』




天元様はぐすぐすと涙ぐみながら良かった良かったとしみじみと言っていた。




『…私、天元様に助けられたから本当に
幸せになれました。…ありがとうございます』


「…お前今から俺の嫁に来るか？」


「っだぁあああああ！駄目に！決まってんだろ！」





善逸は昔と変わらず、泣き虫でヘタレだ。




「へいへい、わーってるよ」


「それにしても…っお、俺の彼女が…っ綺麗すぎるｯｯ」




なんて言ってまたぐすぐすと泣き始めた。
…全くもう。善逸ったら。






『やだなぁ、奥さんの間違いじゃないの？
_____私の旦那様』


「ｯｯ〜〜〜〜！？！も、…ずるいって…」






ふふふ、と私は笑った。

神様、こんな幸せを、私にくれてありがとう。
勿体ないくらい、私は幸せです。
…たまに、こんなに幸せでいいのかなって疑っちゃうぐらい。






「A」


『ん？なあに…っん』






ちゅ、と軽く唇を善逸は押し付けてきた。





「へへ、…愛してるよ、奥さん」


『ふふ、…私も愛してる、旦那様』







沢山の愛を、幸せを、ありがとう。

沢山の人に祝福されて、私、幸せだよ！！









Fin.

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