12話 ページ13
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『迎えに来て…くれたの?』
「もちろん。…朝から一緒に居たいし」
照れたように笑うものだから、
私も恥ずかしくなって顔を善逸から背ける。
『っい、行こう!』
「うん」
私と善逸は学校まで肩を並べて歩いた。
他愛もない話をしながら、あっという間に学校に着く。
後から話を聞くと、今日は風紀委員の仕事が無かったらしく、ゆっくり出来たと言う。
ふと視線を感じて前を見ると、
そこには恐ろしい程に笑っている竃門くんが立っていた。
「…やあ、おはよう。
随分仲が良さそうだな。」
「そうだよ〜
俺ら、昨日から付き合ったんだ!」
へへへ、と楽しそうに嬉しそうに笑う善逸。
竃門くんはピクリと眉をひそめたが、
すぐに貼り付けたような笑顔に戻る。
「へぇ…おめでとう、善逸、…Aさん」
ありがとぉ〜、なんて善逸はデレデレしながら言うが、私はとても恐ろしくて何も言えなかった。
竃門くんは善逸に見えないように、
私に冷たい眼差しを送っていた。
まるで、"余計な事をするな"とでも言わんばかりに。
その目から逃れたくて、私は善逸の袖を引っ張って『行こう』と促した。
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「______…邪魔な虫が湧いたものだな」
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ソラ - いろいろ最高でした。これからも頑張ってください。無理はせずに頑張ってください。 (2020年12月24日 19時) (レス) id: 7e3430e7c8 (このIDを非表示/違反報告)
NENE - 最ッッッッッッッッッッッッ高!!!!最ッッッッッッッッッッッッッッッッ高!!!!!!! (2020年11月8日 16時) (レス) id: ca2dc89f1f (このIDを非表示/違反報告)
善子(プロフ) - みんすけさん» ではでは、頑張ってくださいねぇ〜!!!応援してますよぉ!!!! (2020年4月8日 21時) (レス) id: 074be6e66a (このIDを非表示/違反報告)
みんすけ(プロフ) - 善子さん» 全然大丈夫ですよ!!ありがとうございます! (2020年4月8日 21時) (レス) id: f8e74a4d73 (このIDを非表示/違反報告)
善子(プロフ) - みんすけさん» なんか、コメ欄でこんなにすみませんっ!!更新とか、忙しいですよね(´;ω;`)ピエン頑張れくださいっ!!!!応援してます!!! (2020年4月8日 10時) (レス) id: 074be6e66a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みんすけ | 作成日時:2020年3月30日 22時