3話 ページ4
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あっという間に放課後になり、
今日は善逸くんとカフェに誘われた。
私は快くお誘いを承諾して、早速向かおうとした。
「Aさん、少しいいかな?」
竃門くんに止められた。
…昨日のあれを見てしまったから、まともに顔が見れなかった。
『な、なに?』
「ちょっと話したい事があるんだが…」
…困ったなぁ。
今日は善逸くんとカフェに行く約束なのに。
『10分ぐらいなら…平気だよ』
「分かった。来てくれ」
そう言われて、私は渋々竃門くんについて行く。
着いた場所は空き教室で、しかもあまり人が立ち入らない所だった。
『あの、それで…話って?』
何故か身の危険を感じて、私は早く話を済ませようと切り出した。
「昨日、見てただろ?」
『っえ?』
ドキリと胸が跳ねた。
…嘘、気づかれていたの?
「俺、鼻がいいんだ。
…だから君だってすぐ気づいた。」
ふ、と竃門くんは、いつもと違う怖い顔で微笑んだ。
何故か歩み寄ってくるので、自然と後ずさってしまう。
『っ…こ、来ないでよ!』
「君が言いふらさないようにするんだ、大人しくしてくれ。」
『や、っ…誰にも言わないよ!』
とうとう壁に追い詰められて、竃門くんは私の顔の横に手を添えた。
所謂、壁ドンというやつだ。
「誰にも言わない?…悪いが信用出来ないなぁ。」
そう言って、竃門くんは私の肩を力強く掴んで、教室の机に押し倒した。
「だから…君にも人に言えないような秘密を作らないと」
しゅるり、とネクタイを外しながら竃門くんは気味悪く笑った。
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ソラ - いろいろ最高でした。これからも頑張ってください。無理はせずに頑張ってください。 (2020年12月24日 19時) (レス) id: 7e3430e7c8 (このIDを非表示/違反報告)
NENE - 最ッッッッッッッッッッッッ高!!!!最ッッッッッッッッッッッッッッッッ高!!!!!!! (2020年11月8日 16時) (レス) id: ca2dc89f1f (このIDを非表示/違反報告)
善子(プロフ) - みんすけさん» ではでは、頑張ってくださいねぇ〜!!!応援してますよぉ!!!! (2020年4月8日 21時) (レス) id: 074be6e66a (このIDを非表示/違反報告)
みんすけ(プロフ) - 善子さん» 全然大丈夫ですよ!!ありがとうございます! (2020年4月8日 21時) (レス) id: f8e74a4d73 (このIDを非表示/違反報告)
善子(プロフ) - みんすけさん» なんか、コメ欄でこんなにすみませんっ!!更新とか、忙しいですよね(´;ω;`)ピエン頑張れくださいっ!!!!応援してます!!! (2020年4月8日 10時) (レス) id: 074be6e66a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みんすけ | 作成日時:2020年3月30日 22時