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私にとって初めての彼氏だった。
でもキスも行為も初めてはあなたではない。
付き合ってない人とそういうのはどうかと思うけど、私がいいんだからそれでいいよね。
だから、別に驚かなかった。
あなたと加藤がそういうフレンドだって聞いても。
なんならそうだろうなって思っていた。
付き合ってから浮気しなければ、過去のことなんてどうでもいい。
「誰とでもそういうことするの?」
『そんなことないよ』
「なんで加藤とは出来るのよ(笑)」
『顔隠して見ないようにしてる』
誰とでも出来るんじゃん。
本当に私の彼氏こんなんでいいのか??
でも、そう決めたんだ。
私はあなたが好き。
あなたも私のことか好き。
なにも間違っていない。
付き合って数日、私は毎日あなたと会っていた。
学校も忙しい時期で、バイトもあって。負担になっていないと言えば嘘になる。
たぶんこの始まりが間違っていたんだって後になって気づく。
ここで私が自分の意志を見せていたらなにか変わっていたのかな。
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作者名:茉音美。 | 作成日時:2022年7月12日 21時