煙と匂いとココロ。【Kento.N】 (ページ11)

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私は全身から冷や汗が止まらなかった。

なんでこんなことを知らない子からしかも年下から言われなければいけないのだろうか。

この後も心無いメッセージが続いた。

もう本当に関わらない。

だから、もうそちらも関わってこないで。

元々住む世界が違ったんだ。

そっちには足を踏み入れてはいけなかったんだ。

次の日、加藤と、学校で会った。

「あ、Aちゃん〜、昨日わたしの後輩からなんか来たでしょ〜勝手に送ったみたいで〜笑｣

うそつけ。

送らせたんでしょ。

ここで完璧に加藤への信頼も消えた。

もう最低限以外加藤とも関わらない。

そうして、秋が終わって冬が来た。

久しぶりに再びあなたからメッセージが来た。

『久しぶり〜』

『なにしてるの〜〜』

あんだけ関わらないって決めたのになんで返信してしまうんだろうか。

結局わたしもわたしなんだよな。

「今、実習ってのしてて、バタバタかなぁ。」

『会いたい』

たった4文字。

この４文字に惑わされた。