【短編集】あいとは。【prsk】

ニーゴ、神代類 ページ41

夢主ちゃんのニーゴの活動名は。です


「うっわー！本物のAちゃんだ！」

僕は暁山瑞希。
今日はニーゴの打ち上げ。
今まで一度も来たことがなかった歌唱担当の。ちゃんが初めて来るって言うから楽しみにしてたのに、それが、それが…！


「まさかAって…あの国民的アイドル？」
「聞いてことあるかも…」
「誰…？」

みんながそれぞれに感想を口にする。


「ちょっと奏！まふゆ！知らないとか嘘でしょ！？」

揉める僕たちをAちゃんはニコニコしながら見つめる。
でも…


「なんで類がいるの？」
「フフ、愛しのAがネットで知り合った人と会うから念の為着いてきて欲しい。とお願いされてねぇ」

ニヤニヤ微笑む神代類。
僕の中学からの友達。


「ねぇ類！Aちゃんと知り合いならなんで教えてくれなかったの！？僕がAちゃん好きなの知ってるでしょ！」
「おや…Aは僕のだからねぇ」


わざとらしく眉を下げる。


「まぁいいや、Aちゃん！握手して！」
「初めに挨拶しなさいよ…よろしくね」
「よろしく…」
「A、よろしく」


みんなが一斉に挨拶をする。
Aちゃんはサッと僕の手を握る。



『よろしくお願いします！』



そう微笑むAちゃんにみんなの心は無事撃ち抜かれた。

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