【短編集】あいとは。【prsk】

男性陣 ページ35

※閲覧注意
夢主ちゃんが屑です



…私は史上最強に最悪な女だ。
いや流石に大袈裟すぎかもしれない。
世界総合的に見れば私よりやばい人なんて沢山いるだろう。
でも普通の女子高生として生きていればこんなことは起きないだろう。

そんなに言うほど何をしたかって？
…四股をかけた。
言葉にすればたった六文字だ。
大抵許されることではないが。

かけた人物は変人ワンツーの天馬司、神代類。
ビビバスというチームで活動しているらしい東雲彰人、青柳冬弥。

そんなモテモテな4名だ。
なんせ私は顔がいいから楽勝だった。


…だが顔の良さだけでは上手くいかなかった。
司くんと手を繋いで歩いているところを見られてバレた。
類くんの家に入った時にバレた。
彰人くんが私の恋愛相談を冬弥くんに、冬弥くんが司くんに恋愛相談したことでバレてしまったのだ。


まぁ普通に絶望した。
人生オワタさよなら私のキラキラライフ。


そんな私だが今みんなに言及されている。


｢Aどういうことだ！？スターの俺に嫁ぐと言ったのは嘘だったのか？！｣
｢どういうことだいA｣
｢俺を騙してたんすか？｣
｢…｣

冬弥くんに至っては言葉すら発してくれない。

『あー、うん。落ち着こ？まぁね？しちゃったんだけどね？』

そう言った途端みんなの目の色が変わった。

｢そんなヤツだったんだな｣
｢見損なったよ｣
｢最低ですね｣
｢信じてたのに…｣

そう言ってジリジリと壁に追い詰められる。

高身長な類くんに思いっきり壁ドンされた。

え？壁割れたよ？ゴリラ？


｢僕たちを騙したんだ。それ相応の償いをしてもらわなきゃねぇ｣

なんだか嫌な予感がする。


｢4人相手に、頑張ってね？｣


…嗚呼、本当にさよなら私のキラキラライフ。

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