治くんは、アホさがおさまらん。 ページ13
・
治くんが私を避けだして、二週間程が経った。
流石の私も寂しさを通り越して傷ついた。
別に、向こうから話しかけてこんのは、
さほど気にはせんけど、
こっちから話しかけて、
理由も分からんと無視されるのは、
誰やって傷つくやろ。
やから彼本人から、
避けている理由を聞くことにした。
・
『.......ってことで、治くんと話したいねんけど、
どーすれば治くんに逃げられんと話せると思う?』
「んー、あ、そうだ。
じゃあ____はどう?」
『へっ!?
んーでもそうするしかないんやな?
角名くんが言うんやったら、やってみるわ。』
「え、(冗談のはずが.......)
あーうん、頑張れ」
・
私は角名くんから提案されたことを、
少し恥ずかしい気もするけど、やってみることにした。
・
そして今は放課後____
ついに実践の時が来た.......!
部活へ向かおうと廊下を歩く治くん。
私はその後ろから.......抱きつく!!!!
そうすると確かにピシャリと止まった治くんの動き。
角名くん、ありがとう。効果覿面や.......!
・
「は、え、ちょ、、、!?
A.......?何しとん!?は、離れてや!」
『治くんが悪いんやろ!?
理由も言わんと私の事避けて、
他の女の子のとこばっか行くから.......!
私やってそれなりに傷ついたし、
なにより、寂しかってんけど.......
なぁ、どうしてくれるん?』
・
久しぶりにAって呼ばれた。
そんだけで泣きそうとか、
ほんまに私どうかしとる。
すると治くんは顔を真っ赤にさせて、
ばっとこちらへ振り向く。
.......少し頬を緩ませて。
・
「.......ホンマに寂しかった、?」
『なんで嘘つかなあかんねん』
「.......よっしゃ!!!
おお、!これがヤキモチってやつやんな!?
ごめんなー、A!
実は避けとったんは.......
__ヤキモチ妬かせたかっただけやねん。」
『は?』
・
私は条件反射で抱きついていた腕を即行離した。
.......目の前の男は何を言っとるんや?
とりあえず_____
・
『こんのドアホ!!』
・
私は目の前のドアホの頬を思いっきし引っぱたいて、
ずんずんと廊下を突き進んだ。
・
なんでこんなアホなことするんや此奴は。
.......でもそのアホの罠に引っかかった私も、
相当なアホやな。
とにかく、治くんはアホさがおさまらん___
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治くんは、意地張りがおさまらん。→←治くんは、回避力がおさまらん。
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アニメラブ - 続編みたいです!! (2022年10月28日 15時) (レス) @page50 id: 224878efa2 (このIDを非表示/違反報告)
ナッツ - 続編みたいです!お願いします! (2022年2月26日 0時) (レス) @page50 id: ad6bc992f8 (このIDを非表示/違反報告)
える - 続編待ってます! (2021年8月14日 10時) (レス) id: dae120511d (このIDを非表示/違反報告)
かすたぁど - 続編みたいです!待ってます!! (2021年8月5日 10時) (レス) id: f00f6ed815 (このIDを非表示/違反報告)
田中(プロフ) - 好き (2021年4月19日 2時) (レス) id: 5c13cd4981 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おかかのおにぎり | 作成日時:2020年2月24日 23時