治くんは、おさまらん。 (ページ36)

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俺らは、寂しさがおさまらん。ページ36

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どうも、宮治です。

俺が最近嬉しいことと言えば、大好きなAとやっとの思いで付き合えたこと.......。

.......そう、付き合えたはずやねん。

俺、付き合いたてはどのカップルも皆ラブラブなもんやと勝手に思っとってんけど.......

Aはまさかのその逆なんや。

そう、やから俺が最近悲しい事は.......

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「なぁなぁA、一緒に帰ろ～」

『あーごめん、今日は用事あんねん。』

「A～構ってや。」

『今は無理』

「A、」

『また後でな』

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Aが全然構ってくれんと寂しいこと！

というか、付き合う前より絶対冷たい.......！！

.......俺、なんかしたか？
まさか、これあれか.......？

『付き合ってみたら思ってたんと違うくて、
友達の時の方が良かった.......！！』って言われるやつか.......！？

それか、早すぎる倦怠期か.......！？

.......そもそも、A含め最近部活の皆が冷たい気がすんねん.......。

は、まさか、、！

男バレのマドンナ的存在であるAを、
俺が取っちゃったからか.......？

俺って罪なヤツやなぁ.......(反省の素振りなし)

.......うん、何にせよ、兎にも角にも寂しいねん、俺は。

その事を、ツムに相談すると.......。

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「サムもか！？俺も、部活の皆がめっちゃ冷たい気ぃすんねん！！

.......特に、Aと、北さん。

いや、Aに関しては、サムとのこと弄りすぎて嫌われたっていう理由が考えられんねんけど、

意外とA、満更やない感じで照れとったから大丈夫やと思ってたんやけどな.......

あと、北さんに関してはほんまわからん！！」

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いや、「北さんがツムに冷たいんはいつも通りやろ」と伝えると、「確かに」と納得された←

てか、そんな事よりも、、！

“俺の”A.......可愛すぎん？？？

Aの照れ顔をツムに見られたんは不本意やけども、Aの可愛すぎる情報を教えてくれたから、今日だけは許したろ。

とか、考えるも.......

Aの可愛い姿が思い浮かぶ度に、
一瞬は気持ちが満たされるものの、すぐに訪れる圧倒的な寂しさ。

それに追い打ちで部活の皆も冷たいとか.......

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「「はぁ.......」」

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俺らのため息がシンクロした。

俺らは、寂しさがおさまらん＿＿＿＿

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