私、研磨が好き。

が ページ6

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そして今は部活も終わり、


Aと二人の帰り道＿＿＿＿







しばらく歩いていると、



珍しくAから話しかけてきた。






『今日、黄金川扱きまくってたけど、


なんかあったの？



黄金川に泣きつかれたんだけど？』






長身男に泣きつかれる女子って。


なんだその可哀想な状況。




.......兎にも角にも、


黄金川がAに抱きついたってことでおけ？



よし、明日の部活も楽しみにしとけよ、黄金川.......



俺は、心の中で黄金川を抹殺した()






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「ﾍｯｸﾁ」←



その頃、


でかい癖して可愛いクシャミをしていた黄金川であった()





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そして、少し喋りながら、


ダラダラ歩いていると、


Aの家の前に着いた。





まぁまぁ長い距離のはずなのに、


昨日黄金川と歩いた距離と同じはずなのに、




今日はあっという間に感じられたのは、




そんだけ俺が＿＿＿＿



Aの隣にいる時間が好きだという証拠。






「じゃーな」





今日は２月１３日＿＿＿




いつもなら明日のチョコに対して、


多少の期待をする。




けど、今年は此奴には他に本命がいるから。




全然、期待も何もなかった。







.......ホント、お前はひでぇやつだ。





この空っぽな心に、







『あ！堅治！！


今年のチョコは例年と一味違うから、


期待しといてよね！！』






そうやって、



また有り得ない期待と温もりを置いていく。








そんなんだから俺は＿＿＿＿＿




また今年も＿＿＿＿＿



２月１４日を楽しみにして迎えてしまう＿＿＿







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