任務先で埋蔵金見つけたので呪術師辞めます。

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いや自分が生きてることがバレたくない、社畜にに戻りたくない、でも今までお世話になった悠仁のためなら…とか言ったよ？？そう言ってちょーっとかっこいい感じでイキってたよ？？
でもいざ内心ぶちまけるとさ。そうは言ったけど普通にワンチャンバレないんじゃね？まだワンチャン一般ピーポーの一員として生きてけんじゃね？？くらいには思ってたわけよ。
だから流石にここまで早いフラグ回収はちょっと予想外というかなんというか…一言で言うなら帰りたいというかァ！！てか最強二人と恵いるなら私要らなかったじゃんふざけんな？？

…さて本当にどうしようかな。
こうしている間にも信じられないというような顔でジリジリ私に近寄ってくる五条と夏油(+恵)。いや相変わらず顔がいいナ？？？


「なぁ、お前Aだよな…？生きてたのか…？」

「は？誰ですかその人。」

「いやAさん、記憶でも無くなったん？」

「そうだよ、私の名前はAだよ！！でもさ悠仁くん。じっちゃんに知らない人に名前教えちゃいけないよって言われなかった？？」

「それは自分の名前だけじゃん？」

「他人の名前もでしょ、きっと、多分、恐らく…。」


兎にも角にも私には悠仁の純粋なその心が、私へと狙いを定めた特大バズーカーにしか見えません。


「…本当にA？あの禪院A、なんだよね？」

「いや私の苗字は佐藤健です。」

「それ間違いなく下の名前含んでるよね？焦りまくった結果、苗字の引用のつもりが勢い余りすぎちゃったんだね。それなら母親の旧姓の“田中”名乗った方がマシな逃げ方だったね。相変わらず馬鹿だね。」


「馬鹿だね」って言うのは百歩譲って見逃すけど、なんで私の母親の旧姓知ってるかだけ教えて貰っていいかな？？昔から胡散臭いのは知ってたけどここまで来ると本当にヤバいよ夏油。
あと恵。「佐藤にしろ田中にしろ、どっちでも如何にも偽名って感じで怪しいヤツじゃないですか…。」って顔あからさまにしてるの分かってんだからね。十年前はまだ小さくて可愛くて…そんな人を小馬鹿にした顔する様な子じゃなかったよね？？


「お前やっぱ本物のAなんだな…。お前の残穢急いで辿って来たらその出発点に“田中”の表札あったわ。ほら。」


ほら、じゃねぇんだよ。なに人の家の表札勝手に取ってくれてんの？てか一瞬消えたと思ったらそんなことしてたの？狂気の沙汰にも程があるナ？？そんでなんで五条も私の母親の旧姓知ってんだよ！！！


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