強烈な置き土産。 ページ46
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『そして僕達はその“不可視型敵”の相手を陰ながらずっとしてきた。ただ最初は僕達ですぐ対処出来る程度の数しか出現しなかったそいつらも年を重ねるにつれ数が増えてきちゃってさ。だから把握しきれなくなった分が少しずつ君たちの前に現れ出したって感じ。そういう訳で、君たちには“不可視型敵”を殲滅する為に出来たらすこーし協力して欲しいんだけどねー…ウン、その表情じゃあ無理そうだ』
公安の面々はもう我慢の限界だった。
そんな彼らは五条がひと段落話終わったのを境に、口々に罵詈雑言を飛ばし始めたのだ。
『協力？そもそもそんな馬鹿げた話を誰が信じられると言うんだ！？』
『仮にそれが本当だとしてもなぜお前達の尻拭いを我々がしなくてはならない？』
『そもそも交換条件は“不可視型敵に関する情報の提供”と“不可視型敵の殲滅に対する特別な許可”だろう？ただですら納得の行かない情報提供に対して、此方はお前達の言う通り特別な許可を出したんだ。お釣りが出てもおかしくないくらいなのに、何が協力だ？ふざけているのか！！』
五条達に対して「信じられない」からと口々に飛ばされる罵倒───それは五条達にとって自分たちの存在自体を否定されるようなもの。
また五条からすればこの話の通じない頭の硬ーい保守的な感じが、それはマァ前世の腐ったミカン共と重なる重なる。
五条の横でずっと話を聞いていた男──七海建人も我慢の限界からか「時間の無駄です、帰りましょう」と五条に耳打ちをするくらいだ。ちなみに野薔薇や真希に関しては今すく公安のヤツらに殴り掛かりそうな勢いまである。
『ハー、もういいよ。そうだね、其方さんの言うことも最もだ。“頭の弱い奴ら”とどれだけ対話しようとしても本当に無駄だもんねぇ。あー本当に無駄な時間だった！これ以上取引することなんてこっちから願い下げだ。これからはお互いに一切干渉せず何も望まず…“それぞれのやり方で”やっていこう。それでそっちもいいでしょ？』
『…っ、ああ！もちろんそれで結構だ！』
公安側からしてもこんな奴らと出来ることなら二度と関わりたくない一心だったので五条の言葉を二つ返事で肯定した。
そう、こんな強烈な置き土産をくらわされるとは知らずに、だ。
『そっか、ならOK！───あ、言い忘れてたけど僕たちのやり方ってのは、守りきれず其方側や一般人に被害が出ても責任は一切取らないよ、ってやり方だから。僕達はヒーロー様じゃないからさ。じゃあね〜』
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瑞樹(プロフ) - はい、先日はわたくしの作品にコメント有難うございました。とても励みになっております。さて、あなた様の作品。圧倒的に面白いと感じました。表現が素晴らしく、とても読み応えがありました。更新頑張って下さい。応援しています。 (2022年11月9日 17時) (
レス) id: 20e1982af2 (このIDを非表示/違反報告)
愛ってなんや？ - てぇてぇよ。悠二くんたちいるんですね！！！よかった泣面白いです、更新待機してます！、 (2022年10月23日 8時) (レス) @page32 id: 027cc676f2 (このIDを非表示/違反報告)
冷凍保存食品(プロフ) - 胸熱展開やばい！！！！応援してます！！！！！！ (2022年10月20日 23時) (レス) @page31 id: 5ac8dc0a14 (このIDを非表示/違反報告)
ウパー(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいてます！ずっと続きを待っていたので更新とても嬉しいです！陰ながら応援しています！ (2022年10月17日 15時) (レス) @page30 id: 63329ae988 (このIDを非表示/違反報告)
4CE - 続きを…！待っています…！！ (2022年9月10日 1時) (レス) @page28 id: 660f048392 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おかかのおにぎり
| 作成日時：2022年1月29日 19時
