相変わらずの五条先生。 ページ33
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「場所を変える」そう言って連れてこられた先は雄英の敷地内にある駐車場で、そこには既視感のある高級感溢れる黒塗りの車が止まっていた。
この車と言えば補助監督…中でも伊地知さんのイメージだな、なんて考えていた矢先。ふと窓越しに車内をを覗けば本当にその運転席に座っているのが伊地知さんだということに気づいて驚いた。…まぁ久しぶりとはいえそこまで深い仲という訳ではなかったので互いにぺこりと会釈をするだけに終わったが。
……待てよ。伊地知さんの相変わらずの苦労人顔といい、この高級車といい、何より悠仁達が簡単に雄英の敷地内に入れていることといい───心当たりと言えばなんとなく思い浮かぶ顔がある。
「…もしかして五条先生も一緒だった？」
「あぁ。その五条先生のおかげで俺達も雄英の敷地内に堂々と入れたってわけだ。」
「っていうのも、先生の五条家って今世も相当な金持ちで権力もスゲェらしいぜ！」
やっぱり。しかも相変わらずおぼっちゃまなんだ。雄英高校にも通じる権力って何？怖。
「ちなみに今はどこにいんの？あの人。」
私がその所在を聞くと三人はあからさまに気まずそうな表情を浮かべた。が、直ぐに三人の中で互いに目配せをしあってひとつ頷き、「あー」と野薔薇が話を切り出した。
「アイツなら今はクソ脳みそ野郎追ってるわよ。まぁアイツ相手でも流石にそう易々と捕まる脳みそ野郎じゃないだろうけど。」
つまり先生含め彼らはなぜ私が試合中に突然倒れたのかも理解していたのだろう。
……とまぁ噂をすればなんとやら。
「やっほー！A、元気そうで何よりだよ！」
「五条先生、お久しぶりです。にしても今の私の状況を知っておいて、その上で“元気そうで”とか嫌味ですよね？」
相変わらず軽薄な雰囲気が癪に障る男だ。
「ちょっとーそんな斜に構えなくてもいいじゃんか。折角の恩師とのウン10年ぶりの再会だよ？もっとなんか無いわけ？…ほーんと相変わらず刺々しいところは変わってないんだから困っちゃうね。」
「五条先生こそ相変わらずそのKYなところは変わってないみたいで困っちゃいますよ。」
「
「
「いや、クソは間違いなく余計でしょ。泣くよ？」
「「…ぷッ。」」
なんやかんやこんなくだらない口論に発展するのも相変わらずで、堪えきれず皆で吹き出してしまうのだった。
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瑞樹(プロフ) - はい、先日はわたくしの作品にコメント有難うございました。とても励みになっております。さて、あなた様の作品。圧倒的に面白いと感じました。表現が素晴らしく、とても読み応えがありました。更新頑張って下さい。応援しています。 (2022年11月9日 17時) (
レス) id: 20e1982af2 (このIDを非表示/違反報告)
愛ってなんや？ - てぇてぇよ。悠二くんたちいるんですね！！！よかった泣面白いです、更新待機してます！、 (2022年10月23日 8時) (レス) @page32 id: 027cc676f2 (このIDを非表示/違反報告)
冷凍保存食品(プロフ) - 胸熱展開やばい！！！！応援してます！！！！！！ (2022年10月20日 23時) (レス) @page31 id: 5ac8dc0a14 (このIDを非表示/違反報告)
ウパー(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいてます！ずっと続きを待っていたので更新とても嬉しいです！陰ながら応援しています！ (2022年10月17日 15時) (レス) @page30 id: 63329ae988 (このIDを非表示/違反報告)
4CE - 続きを…！待っています…！！ (2022年9月10日 1時) (レス) @page28 id: 660f048392 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おかかのおにぎり
| 作成日時：2022年1月29日 19時
