特大ブーメラン。 ページ41
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自分自身ですらその突拍子もない発言に驚いているのだから、当然周りの奴ら(食堂に向かおうとしていた大半のA組)はあからさまに仰天して今にも飛び出しそうな目玉でこちらを見つめている。
しかも一部からは何やら生ぬるい視線を感じる。十中八九ロマンス的展開を期待しているのだろうが、ぶっちゃけ天地がひっくり返ってもそれはない───
「ンで俺がテメェなんざとメシ食わねぇと行けねェんだ、アァ？」
「(……ご尤もです)」
───ほらね。相手は爆豪だぞ。
いや、まぁ爆豪の言わんとすることはそりゃあもう十二分に分かる。だって10年近く理不尽な冷遇を受けてきた相手に、何を思ったのか急に昼飯に誘われたのだ。気味が悪いどころか腸が煮えくり返る様な思いになるのも無理はないだろう。
…うん、さすがに分が悪い。ここは適当に謝って面倒にならないうちにとっとと逃げよう。そう思っていた。
「ハッ、まさか今更一匹狼様気取ってたテメェが恥ずかしくなったんか？」
「は？“一匹狼様気取ってる”とか流石に特大ブーメランでしょ」
「ア？？」
「は？？」
が、なんかこう、流石にその爆豪の特大ブーメランすぎる言葉にはカチンときてしまった。
「ちょっ、落ち着きなよ2人とも！！」
「爆豪はまだしも、Aはもっとこう…クールだろいつも！どうした急に！？」
ひょんな事から言い争いが始まった私と爆豪に、周りでその様子を見守っていた奴らはあわあわし出し、その中でも緑谷や上鳴といった一部のものは仲裁に入ってくる。
にしても爆豪ったら言われてやんの。
「おいこらアホ面どういうことだテメェ！！」
「ヒィっ！！」
「八つ当たりとかダサ。マ、爆豪はクールじゃないらしいし仕方ないか」
「アア！？テメェはやっぱり今すぐコロス！！このクソアマが！！」
「殺れるもんなら殺ってみな」
「物騒すぎるよAちゃん！！」
とうとう爆豪に胸ぐらを掴まれ取っ組み合いの喧嘩に発展しそうになったその時。
「まぁまぁ、落ち着けって。このままじゃ2人とも昼飯食べ損ねちまうって。ほら、爆豪とっとと食堂行くぞ！」
「そうそう！ねぇA、良かったらウチらと一緒にご飯食べない？」
間を割って切島と芦戸がそれぞれ爆豪と私に声を掛けてきた。
ウチら、というのは芦戸・葉隠・耳郎・八百万の4人のことだ。(蛙水や麗日はいつも緑谷達とご飯を食べるらしい)
正直“友達”なるものが出来ればこの際何でも良かったため、私はその提案に素直に頷いた。
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瑞樹(プロフ) - はい、先日はわたくしの作品にコメント有難うございました。とても励みになっております。さて、あなた様の作品。圧倒的に面白いと感じました。表現が素晴らしく、とても読み応えがありました。更新頑張って下さい。応援しています。 (2022年11月9日 17時) (
レス) id: 20e1982af2 (このIDを非表示/違反報告)
愛ってなんや？ - てぇてぇよ。悠二くんたちいるんですね！！！よかった泣面白いです、更新待機してます！、 (2022年10月23日 8時) (レス) @page32 id: 027cc676f2 (このIDを非表示/違反報告)
冷凍保存食品(プロフ) - 胸熱展開やばい！！！！応援してます！！！！！！ (2022年10月20日 23時) (レス) @page31 id: 5ac8dc0a14 (このIDを非表示/違反報告)
ウパー(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいてます！ずっと続きを待っていたので更新とても嬉しいです！陰ながら応援しています！ (2022年10月17日 15時) (レス) @page30 id: 63329ae988 (このIDを非表示/違反報告)
4CE - 続きを…！待っています…！！ (2022年9月10日 1時) (レス) @page28 id: 660f048392 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おかかのおにぎり
| 作成日時：2022年1月29日 19時
