カントクの妹は青学の高嶺の花でした【2】 (ページ24)

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花、32本ページ24

疑わしい視線を向けていると、黒子さんの右手がﾋﾞｽｯと火神さんのわき腹を直撃した

火神「きょっ…」

…きょ？

考え「テメ、何いきなり…」

黒子「黄瀬君を倒すんでしょう？」

火神「ったりめーだ!!!」

黒子「うっ」

火神もやり返してるけど…力の差を考えようよ

リコ「んじゃま…」

『話はまとまったようなんで…』

「第2Ｑ、始めます」

「『逆襲よろしく！』」

　

日向「(普段あんま似てねーけど、やっぱあーゆーとこは姉妹だよなぁ)」

水戸部「(ｺｸｺｸ)」

小金井「(さっすが誠凛(ウチ)の脳(ブレーン)だね！まだ中学生で生徒じゃないけど)」

黒子「(Aさん、相当頭いいですよね)」

伊月「(そりゃ全国トップ争いの常連だからね。伊達に1位の座を死守してないよ)」

火神「(えっ、あいつそんな頭良かったの！？)」

　

「「「行けー、押せー、行け押せ誠凛！！」」」

日向「(海常DFはマンツーのまま…よし)」

伊月さんから火神さんへとパスが通り、再び彼と対峙する

黄瀬「……？何か変わったんスよね？」

火神さんはその問いには答えず、走り出す

黄瀬「(……？ただのドライブ─？またフェイダウェイとか…？)

！？」

突然、火神さんがボールを横に放り、慌てて反応しようとしたが

──パッ！

黄瀬「(黒子っちと、連係で───！？)」

一瞬の出来事

「おお」

火神さんは戻ってきたのをダンクを決めた……これで29対35、6点差

リコ「っし！！」

『できんじゃん』

土田「オッケ、ナイッシュー」

また、黒子さんへとボールが回る

黄瀬「また…スか！？(同じ手は──…)」

火神さんから受け取ったパスを、今度は日向さんに渡す

「来たぁ、3P(スリー)ーー！！」

「3点差！！」

日向「ちょっとは見直したかね、一年二人！」

日向さんが自慢げに振り返るが、生憎お2人は伊月さんと話しております

伊月「ナイス！」

火神「よし、ディフェンス！」

日向「おお！？」

ドヤ顔までしたのにね、御愁傷様です

　