カントクの妹は青学の高嶺の花でした【2】 (ページ17)

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花、25本ページ17

笠松「あ！？」

火神「(くらえ！！)」

火神さんがダンクを決めた

……バキャ、という不吉な音と共に

火神「バキ…？お？おお？」

その手には、壊れたゴールが……うっわ、ホントに壊しちゃったよあの人

笠松「おおおぇぇ～！？ゴールぶっこわしやがったぁ！！？」

伊月「あっぶね、ボルト一本サビてるよ…」

笠松「それでもフツーねぇよ！！」

その場にいる全員が驚愕の表情だ……確かに死ぬ気で殺(ヤ)れとは言ったけど、さすがにやり過ぎ感が否めないわね………ま、いっか←

………何はともあれ、火神さんナイス！

火神「おー、リングって思ったよかデケーな。どーする黒子、コレ」

黒子「どーするって…まずは謝って、それから…

すみません。ゴール壊れてしまったんで、全面側のコート使わせてもらえませんか」

『火神さん、そのリング振り回さないで下さい。危ないです』

火神「うおっ！？わ、ワリィ…」

　

「何？結局全面使うの？」

「ゴールぶっ壊した奴がいんだってよ！」

「はあ？…うお！マジだよ！！」

それから結局全面側のコートを使うことになり、そちらへ移動する……とそこに、奴がやって来た

黄瀬「確かにありゃギャフンっスわ。監督のあんな顔、初めて見たし。ｸｯｸｯ」

火神「人ナメた態度ばっかとってっからだ、つっとけ！」

そうだそうだー

黒子「火神君…」

晴れ晴れした私達とは裏腹に、黒子さんが不安そうに火神さんを呼ぶ

黒子「ゴールって…いくらするんですかね？」

火神「え！？あれって弁償！？」

『さぁ…？事故、なんじゃないですか』

弁償となれば、誠凛の学校予算から修理費を出すことになるかと…

だからそんな青くならないで下さい火神さん、あんたこれから試合でしょーが、シャキッとしなさいシャキッと

ちらりとあのオッサンを見ると、すごく怒ってる……ふっ、ざまーみやがれ

　

　

「それでは試合再開します」

コートの準備ができ、選手達が中に入る……と、辺りがどよめいた

火神「やっと出やがったな…」

日向「スイッチ入ると、モデルとは思えねー迫力だすなオイ」

黒子「…伊達じゃないですよ、中身も」

リコ「(改めて視ると…

バケモノだわ…黄瀬涼太…！)」

「「「「「キャアア、黄瀬クーン！！」」」」」

うるさい歓声が聞こえた方を見ると、大量の女子が

うわぁ、青学の男テニ並みじゃん…