カントクの妹は青学の高嶺の花でした【2】 (ページ12)

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花、24本ページ12

武内「ああ、来たか。ヨロシク、今日はこっちだけでやってもらえるかな」

そう言いながら向こうの監督が来た……うわっ、なんか性格悪そー…顔からして←

リコ「(………)
こちらこそよろしくお願いします…で、あの…これは…？」

武内「見たままだよ。今日の試合、ウチは軽い調整のつもりだが…出ない部員に見学させるには、学ぶものがなさすぎてね。無駄をなくすため、他の部員達には普段通り練習してもらってるよ
だが調整とは言っても、ウチのレギュラーのだ。トリプルスコアなどにならないように頼むよ」

「「「『………』」」」

火神「(ナメやがって……つまりは【練習の片手間に相手してやる】ってことかよ…)」

やっぱ性格悪…

しらーっ、と軽蔑した視線を投げているとさらに

武内「…ん？何、ユニフォーム着とるんだ？黄瀬、オマエは出さんぞ！」

黄瀬「え？」

武内「各中学のエース級がごろごろいる海常(ウチ)の中でも、オマエは格が違うんだ」

黄瀬「ちょっカントク、やめて。そーゆー言い方マジやめて；」

武内「黄瀬抜きのレギュラーの相手も務まらんかもしれんのに…出したら試合にもならなくなってしまうよ」

言いたいだけ言うと、オッサンはさっさと私達に背を向けて行ってしまった……なにあれうぜぇ…

リコ「なっ…」

黄瀬「すいません、マジすいません。大丈夫、オレベンチには入ってるから！あの人、ギャフンと言わせてくれればたぶんオレ、出してもらえるし！オレがワガママ言ってもいいスけど…

オレを引きずり出すこともできないようじゃ…【キセキの世代(オレら)】倒すとか言う資格もないしね」

お前も挑発すんなー(棒読み)

武内「オイ、誠凛のみなさんを更衣室へご案内しろ！」

「「………」」

黒子「アップはしといてください。出番“待つ”とかないんで…」

リコ「あの…スイマセン。調整とかそーゆーのは、ちょっとムリかと…」

「「そんなヨユーはすぐなくなると思いますよ」」

武内「なんだと？」

姉さんと黒子さんの言葉に、ﾋﾟｸと反応する向こうの監督……あーあー姉さん怒らせちゃった、こうなったらあとが面倒なのに…

リコ「A？何してんの、行くわよ？」

『え、なんでよ。私、ここで待ってるから。作戦会議なんかはそっちでやっててよ』

日向さんにレモンの蜂蜜漬けを渡し、騒いでる姉さんを引き取ってもらった、いつもすみませんね日向さん、これからもお願いしますね←

　