侍の花、3本 ページ32
【越前Side】
『“テニス部”のリョーマの代わりなんて、誰もいないでしょう？』
…この人……
今日は青学男子テニス部の校内ランキング戦
本当だったら2、3年生の参加しか認められてないらしいんだけど、何故か俺の名前も対戦表の中にあったんだ
ちなみにこの事を教えてくれたのはカチローとカツオ、そして同じクラスの堀尾の3人
皆お喋りだし、ちょいちょい鬱陶しい時もあるけど(主に堀尾！)、なんだかんだ同級生の中で一番仲が良いのはこの3人なのだ
“試合に出られる”
そう思うだけでワクワクした
今日の朝からずっとその事ばかり考えてて、体がソワソワと落ち着かなかった
ウズウズしてどうしようもなく楽しみで、やっと放課後！と思ったら、委員会があると言われて
一気に気分が急降下
でも図書委員になったのは自分だし(言っておくけど自分からなりたかった訳じゃない、決める時に居眠りしてたらいつの間にか決まっていたのだ)、部活よりも委員会優先にしなければならないのだというので堀尾に遅れるからと伝言を頼んで来たのだ
正直、A先輩が来てびっくりしたし、嬉しかったのも事実だけど…
まさか、こんな事を言われるなんて思ってもいなかった
そう言っているA先輩の目は眼鏡越しでも関係なくまっすぐで、とてもきれいで
『リョーマ、わかったなら早く行きなさい』
越前「……でも、勝手に行っていいんスか？まだ、ほかの人来てないのに」
『大丈夫よ。委員長命令なんだから』
越前「……え？」
『私、図書委員長だもの』
マ ジ か ！
『だから、リョーマはさっさと行って来ればいいの。ついでに、今日の埋め合わせはまた今度してくれればいいわ』
越前「……アリガトウ、ゴザイマス」
慣れない敬語でたどたどしくお礼を言うと、側に置いといたテニスバッグを手に取る
越前「…それじゃ」
『ええ…………ああ、そうだ』
先輩に頭を下げて入口の扉に手をかけると、後ろからそんな声が聞こえた
何かと思い振り返ると、先輩はチェシャーキャットのような笑みを浮かべていて
『やるんなら、本気でやんなさいよ』
越前「！ウィッス！！」
当然でしょ、という意味を込めて返事をし、図書室を出た
コートへと急ぐ間、考える事はもちろんテニスの事
そして、
越前「After all, she is so cool！」
この学園内で一番カッコいい、先輩の事だけだ
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本眼鏡(プロフ) - たかみんさん» たかみんさん、コメントありがとうございます！面白いですか？嬉しいです(*≧∇≦)ﾉもうそろそろ続編に行きますので、そちらでもぜひお楽しみ下さい！ (2019年7月28日 6時) (
レス) id: 2c8ca3d3d6 (このIDを非表示/違反報告)
たかみん(プロフ) - 面白いです！続き楽しみにしてます！ (2019年7月27日 9時) (レス) id: 97bce99ed8 (このIDを非表示/違反報告)
本眼鏡(プロフ) - まゆさん» まゆさん、早速ありがとうございます！^_^これからも頑張らせて頂きます^_^(笑) (2019年7月19日 15時) (レス) id: 2c8ca3d3d6 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ - 面白かったです^_^続きが、すごく気になります^_^これからも、頑張って下さい^_^ (2019年7月19日 11時) (レス) id: 76d368eb20 (このIDを非表示/違反報告)
本眼鏡(プロフ) - くるみさん» くるみさん、ありがとうございます！もうすぐ「青学ルーキーの幼なじみは文武両道の天才少女！〜part8〜」の方も更新しますので、そちらの方も楽しんでもらえたら嬉しいです(///ω///)♪これからも、頑張っていきまーす！(笑) (2019年7月17日 20時) (レス) id: 2c8ca3d3d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：本眼鏡 x他1人 | 作成日時：2018年11月13日 19時
