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「これだけは言っとくけど、俺やる気満々でゴム持ってきてたわけじゃないから!
パパがさ…」

「え、大ちゃん?」


はじめてのことが終わって交わした会話とは思えない内容だけど、これだけは伝えたかった。


「もー、大ちゃんてば…」

「実の息子に渡すかよ普通?しかも同じ旅館泊まってんのにだよ?すぐ使う俺も俺だけどさ」

「ごめん、それ圭人のせいかも」

「は?なんで?」

「実はさ、」


たまたまパパと二人でそういう話になったことがあって、圭人は俺が手を出してこないのが不安だって相談したんだと。そしたら、


"雄也も絶対不安なだけだから。要はビビってんだよ。
大丈夫だからビビらずグイグイいけよ、な?"


って言われたらしい。


「マジかよくそ…なんかごめんな、うちの親が。
ってもしかして、だから一緒に風呂入ってくれたの?」

「もう、そうだよ。超恥ずかしかったんだから!
でもいいの、俺今めちゃくちゃ幸せ」


そう言ってぎゅ、って抱きついてきた圭人の速い心音が伝わってこっちまでどきどきする。


「あの…当たってる…よね?」

「今日はもうしないけど、今度から遠慮なく行くから。お前相手に一回でなんか治まんねぇから。
悪いけど覚悟しといて?」

「ふふ、望むところだよ?」


ああもう、俺の幼なじみ兼恋人は実はかなりの小悪魔なのかもしれない。




fin

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Shee.(プロフ) - とまとさん» ありがとう!上手いこと行けばあります!← (2018年11月1日 17時) (レス) id: 8e67ef454c (このIDを非表示/違反報告)
とまと(プロフ) - 完結おめでとー☆彡スピンオフあるの?!って喜んでます!☆連打できないのが悲しい(´;ω;`)楽しみにしてます♪ (2018年11月1日 16時) (レス) id: 561587332a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Shee. | 作成日時:2018年10月24日 23時

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