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寝てるかもしんないし、起こしたら怒られるし…そろーり部屋に入る。
｢おかえりなさい。…あ、いらっしゃい｣
｢ただいま｣
｢侑李くん、久しぶり。出産おめでとう｣
｢ありがとう、ございます｣
人懐っこい光の笑顔に、きゅ…と俺の袖を掴んではにかむ侑李。
｢あ、紹介すんね？
これ、俺の旦那で薮のサッカー部の後輩の、涼介。こっちがクラスメイトだったいのちゃんで、隣が旦那の大ちゃん｣
｢あ、どうも…有岡さんはお久しぶり、ですね？｣
｢はい。その節はありがとうございました！｣
｢侑李くん、かわいいねぇ。いくつ？
俺のことはいのちゃんって呼んでね〜｣
伊野尾に微笑まれて、ぼぼぼって顔が赤くなる侑李…え？
｢え、俺らの一個下？薮ちゃんとはどこで？｣
涼介に話しかけられても顔は赤いまま。
｢ちょ、どうした侑李｣
｢っ聞いてない…｣
｢へ、なにが？｣
｢こんなイケメンばっかなんて聞いてない！
なんなの、宏太の学校レベル高すぎ！｣
あー…忘れてた。
｢悪い、侑李イケメンと可愛い子に目がないの。アイドルとか大好きだし｣
｢ほぁ？侑李くん自身アイドルみたいにかわいいじゃんね｣
｢そんなっ、いのちゃんの方が可愛いです…！｣
｢えー嬉しいー！｣
人見知りの侑李が嘘みたいに打ち解けて。
ひか、いのちゃん、涼介、大ちゃんなんて呼んでさ、なんか俺より仲良くなってね？
────ほぎゃ、ほぎゃあ……
｢あ、あかり起きた｣
｢お！あかりちゃんって言うんだ、どんな字？｣
｢朱色の朱に、侑李の李で"朱李"だよ｣
侑李が抱っこしてみんなの元へ行くと、もう四人とも目尻は下がりまくりでデレッデレ。
｢めちゃくちゃ侑李くんに似てない？｣
｢いやほんとに。薮ちゃんのDNAどこ行ったの｣
｢お前ら失礼だな！女の子のわりに背、たけーんだからな！｣
｢あ、山田、あれ渡しとこうか｣
｢大ちゃん、俺らも｣
そう言うと、涼介と大ちゃんは玄関から包みを持ってきて
｢侑李くんの出産祝いと、朱李ちゃんのお誕生日に｣って。
開けてみると、山田家からはめちゃくちゃお洒落なベビー服。
来年の今頃まで着れそうなサイズチョイスは流石の一言。
有岡家からは、音の鳴るおもちゃや絵本の数々。明るい大ちゃんと、知性的な伊野尾を表すようだった。
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Shee.(プロフ) - とまとさん» ありがとう！上手いこと行けばあります！← (2018年11月1日 17時) (
レス) id: 8e67ef454c (このIDを非表示/違反報告)
とまと(プロフ) - 完結おめでとー☆彡スピンオフあるの？！って喜んでます！☆連打できないのが悲しい(´；ω；`)楽しみにしてます♪ (2018年11月1日 16時) (レス) id: 561587332a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Shee.
| 作成日時：2018年10月24日 23時
